porg のインストール[UNIXやLinux]
(2018-11-28 13:59:26) by shinoda


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サーバに Apache 等をソースからインストールするのだが、今回はインストールソフトウェアの管理に porg(Source Code Package Organizer)を使おうと思う。

porg は「ソースコードからビルドを行ったパッケージソフトウェアなどを管理するためのパッケージ管理ツール」だそうだ。
パッケージ化したソフトウェア情報を参照したり(インストールされたファイルの一覧や、コンパイルオプションなども見れる)、アンインストールをしたり出来るげな。

今まで一度も使ったことがないし、当然インストールをしたこともないので、ここにメモっておく。

1.ソースのダウンロード

# cd /usr/local/src
# wget --no-check-certificate https://sourceforge.net/projects/porg/files/porg-0.10.tar.gz

2.ソースの展開とディレクトリ移動

# tar xvfz porg-0.10.tar.gz
porg-0.10/
porg-0.10/ChangeLog.paco
porg-0.10/aclocal.m4
porg-0.10/doc/
porg-0.10/doc/index.html
porg-0.10/doc/porgrc.5.in
porg-0.10/doc/porgball.8.in
porg-0.10/doc/grop.png
<略>
porg-0.10/grop/porgball.h
porg-0.10/grop/lock.h
porg-0.10/grop/preferences.h
porg-0.10/INSTALL
porg-0.10/config-bot.h.in
# cd porg-0.10

3.configure の実行

CentOS 6.5 環境 + g++ 4.4.7 という環境だが、そのまま configure を行うと、

cc1plus: error: unrecognized command line option "-std=c++11"

というエラーが出てしまう。

https://gcc.gnu.org/projects/cxx-status.html#cxx11
このサイトによると、4.4系だと -std=c++0x にしろということのようなので、そのように修正する。

configure ファイルの 17,437行目を

MY_CXXFLAGS="$MY_CXXFLAGS -ansi -pedantic -Wall -fno-operator-names -std=c++0x -Wno-deprecated-declarations"

と修正した。

で、configure 実行。

# ./configure --prefix=/usr/local --disable-grop

FHS(Filesystem Hierarchy Standard)的には --sysconfdir=/etc を付けるべきだったが、ま、いっか(^^;

4.make とインストール

# make

make install 時に porg 自体も porg でパッケージとして管理するため、make したばかりの porg を使って make install を行う。

# ./porg/porg -lD make install

オプションの意味は、'l'がログを取る、'D'がディレクトリ名(porg-0.10)をパッケージ名にするという意。

以上でインストールは終了なので、実際に porg が porg 自身によって管理されているか見てみる。

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