耐性を育てることが大切

日経情報ストラテジー 2008/9号のメンタルヘルス特集での小山昇氏(株式会社武蔵野社長)の言葉。

「ストレスをかけるなではなく、ストレスに慣れさせ耐えられる社員を育てることを重視する」

そのとおり!
これってそのまま子育てにも当てはまる言葉だよね。

僕も常々子育てでは、子供の心を「傷つける」のが大切だと言ってきた。
そういうことを言うと、特にママさんや子育て評論家という怪しげな職業の人たちから猛反発を食らうのだが、最近の子供の自殺が増えている原因のひとつは、絶対そういったママさんたちの「子供を傷つけない子育て」にある。

僕から言えば、子供を傷つけることを闇雲に恐れる大人は「オツムの弱い大人」にしか見えない。一番楽な思考に逃げ込んでいるだけだ。子供をただ「大切に大切に」育てることが、親としては一番楽なのだ。間違ってるけど。

何をどうしたって、学校や社会で子供たちは猛烈なストレスを受けるのだ。
どう親が頑張ってもそれは避けられない。
親に大切なのは、子供の心をささやかに傷つけることだ。「予防接種薬」になることだ。
例えば、背の低い子供が「どーせ俺はチビですよ!へん!」と開き直れるような状況を作ってやることだ。このことで、いきなり友達に「このチビ!」とか言われても、受けるダメージが全然違ってくる。

大切なのは「傷つけ方のさじ加減」だね。
もちろん、それはすごく難しい。だからそこから逃げ出す大人は「オツムの弱い大人」というのだ。

もちろん、こういう対応をしていれば子供は親を嫌うし、親離れも早くなるだろう。
子供に嫌われることを恐れないことが大切だ。

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このページは、shinodaが2008年10月15日 22:12に書いたブログ記事です。

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