Flash のローバージョン対応でへとへと

Flash Builder 4.6 で作成した Flash(SWF)を納品したのだが、このプログラムが最新の Flash Player バージョン 11.1.0 を要求するということで、

  • Internet Explorer 9 なら問題ないが、8 や 7 だと Flash Player の自動インストールに失敗することがある。(もちろん、手動でダウンロードしてインストールすれば全然問題無い)
  • Mac OS X 10.6 以下だと、Flash Player 11.1.0 がインストール出来ない。OS が古いと怒られるらしい。(10.6.8 とかはOK)

という問題があって、まあ、(IE の古いバージョン使ってるなんて自殺行為だし(笑))普通なら「バージョン上げなさいよ」という話しなのだが、通販サイトのトップページに置いている Flash なので、やはりなるべく多くの人に見てもらえるように・・・と、ローバージョン対応を行なうことにした。

とは言っても、Flash Builder に「(危険な・・・と少なくともメーカーは思っている)古いバージョンでも実行可能にする」みたいなセキュリティ上の問題のある(現実的には問題が無いにしても)オプションは用意されているわけがないわけで、仕方ないので、Flash Builder の以前のバージョン、Flex Builder 3 で Flash を作成し直すことにした。

会社に Flex Builder 3 が入っている Mac mini があったので、これで作業。
以下、Flash Builder(以下 FB4)で作成したソースを Flex Builder(以下 FB3)でコンパイルする時の留意点。

  1. FB4 の <s><fx> タグは、FB3 では <mx> タグに変更。(例:<s:Application>→<mx:Application>、<fx:Script>→<mx:Script> 等
  2. FB3 では、オブジェクトをスライドさせた時など、標準でスクロールバーが表示されてしまうので、<mx:Application>タグに、horizontalScrollPolicy="off" verticalScrollPolicy="off" を追加。
  3. FB4 にあって FB3 にない、verticalAlign や chromeColor 等のプロパティを削除。
  4. FB4 では、SWF ファイルへのリンクが貼られた HTML ファイルからの相対パスとなるが、FB3 の場合は自分(SWFファイル)が置かれた場所からの相対パスになるので、プログラム中のパスの記述や、SWF ファイルの設置場所に注意が必要。

ってところか。
今回は、特に Flash Builder でないとできないことは何もしていないので、こんな感じの対応で何とかなった。

しかし、まあ、ほんま、古いバージョンにどこまで考慮しないといけないのやら・・・悩ましいところですなぁ。

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このページは、shinodaが2012年2月 1日 16:55に書いたブログ記事です。

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