初めての水路審判経験であった

何度かこのブログでも書いたけど、今年はインターハイが中国地方で開催され、我が岩国市でもフェンシングとカヌースプリントの競技が行われた。

未だに岩国市の立場がよくわからないのだけど、大会そのものは引き受け校と中国地区各県の競技連盟が中心となり、岩国市はそのフォローだけをするという感じだろうか?
高森高校がカヌー競技を引き受けたところ、岩国市からは最初「あんたんところが勝手に引き受けたんだから、岩国市は知らんがな」的発言もあったようで、どうもその辺のところがよくわからん。高校の協議会だから、国体とは市の力の入れ様も違うんだろうけど・・・

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なもんで、カヌースプリント競技の引き受け校である高森高校の中等部「高森みどり中カヌー同好会」の保護者にも競技運営協力の要請があったのである。

その流れで、よくわからないまま俺も A級審判の資格を取ったので、8/11に行われた 200m のレースではボートに乗って水路審判を行った。

カヌースプリントの場合、ブイ等で各コースは明確に区切られているが、その中であればどこを進んでも良いわけではない。できるだけ「中央部」を進まないといけない。
まあ、実際にブイの方に寄ったから即失格になるわけではないが、そのために隣のコースのカヌーの進行に影響を与えた場合(カヌーの場合は波が立つからな)は、コースアウトと同様に失格になるのだ。
また、カヌー本体がコース外に出なくても、パドルが出ただけで即失格である。

この審判を、200mのレースの場合はスタート地点、あるいはゴール地点付近に停止したボートの上から行うのである。

今回のインターハイでは、3艇のボートにそれぞれ 3人が乗り、各ボート毎に 1~3コース、4~6コース、7~9コースを担当する。
俺は 3号艇に乗り 7コースを担当した。
しかし、これがなかなか難しい。8コース後方に停止したボートから 7コースを見るので、基本、斜めに見ることになる。そうすると、コース左に寄っていったボートの確認がけっこう困難なのだ。

各ボートにはカヌー競技経験者や連盟から来られた J級審判(国際レースの審判が出来る偉い人)などが乗られているので、際どい時はその人に確認しつつ判断となる。ただ、その人たちも自分の担当コースがあるので、あまり細かい部分を確認していただく余裕はないから、なるべく自分でジャッジしないといけない。

まあ、カヤックの場合は足で操作する舵(ラダー)がついているので極端にコースを外れることはないのだが、カナディアンの場合は漕ぎ方で進む方向を調整するので、特にペアやフォアなどの複数人で漕ぐ競技ではけっこう蛇行する艇もあって大変だった(^^;

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俺のボートには、世界選手権に出たこともある経験者の方が乗られていたので、極端に蛇行する艇の場合は、「あれ、すごく左に寄ってないですかね?」「あのくらいなら大丈夫」というように何度か判断を仰いだ。
まあ、極端に蛇行するような艇の場合、入賞争いに絡んでいるようなケースはほとんど無いので、コース中央部から外れた程度であれば他の艇に影響を与えることもないんだけどね。

あと、審判チームを2つに分け、午前中は 1時間毎、午後は 2時間毎に交替でやったんだけど、湖の上に 1時間とかマジきつい。ボートの上で直射日光を浴びるので、一発で熱中症コース。帽子被ってても水面からの照り返しもあるし(^^; 慌てて役員の人がホームセンターに走ってビーチパラソルを買って来てくれたので午後からは少しマシになったけど。
午後の審判が終わった後は、水辺で気を失うように寝てました(笑)

しかし、インターハイで審判をするのもこれが最初で最後だろう。いい経験させてもらいました。

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このページは、shinodaが2016年9月 3日 08:48に書いたブログ記事です。

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