老舗メーカーの対応はやはり素晴らしい~フジタカヌー編~

この間、老舗メーカーの対応って、やっぱ良いよ・・・って話を書いた。

「判官贔屓」であったり、「俺は新しいトレンドに敏感なんだぜ!」というアイデンティティの問題であったり、まあ、そういうので「老舗のビッグメーカー」を忌避する人が一定数いるんだけど、俺からしたらちゃんちゃらおかしい話である。

前回、コールマンのことを書いたが、コールマンが「老舗のビッグメーカー」であるが故に、「歴史にあぐらをかいて新しいチャレンジに怠慢である」とか「品質の悪いものをネームバリューだけで売っている」とか、まあ、古くからのアウトドアマンなら笑ってしまうような「思い込み」をしている人が多い。

特に日本人は、「snowpeak(スノーピーク)」といった(ま、ここも実際のところ、既に「老舗のビッグメーカー」なんだけど)品質の良い国産メーカーが存在するからその傾向は強いかな。
「コールマンのドームより、スノーピークのドームの方が強い」とか思ってる人、けっこういるからなあ。実際は「まったく」変わりません(笑)
まあ、スノーピークは実際のところ、日本のキャンプシーンにフィットした機能なんかを盛り込んでいて、特に小物類では「(日本人にとって)コールマンなんかより便利で使いやすい」ものが多いのも事実だけどね。でも、「品質」では全然違いはないし、特にテントなんて、好き嫌いだけの問題だよ(笑)

別に、俺はコールマン信者じゃないよ。実際、今一番ほしいのはスノーピークのアイボリーカラーのタープだし。ポールとセットにすると 6万円くらいするんで手が出せずにいるけど(^^;
ただ、この間、ネットサーフィン(死語)してたら「今度、スノーピークのドームやテーブルなど買って、本格的キャンプデビューすることにしました。そのため、今まで使っていたコールマンのテントやテーブルを全て格安で処分します!」みたいなこと書いてる馬鹿がいて(^^;
どうもこの馬鹿は「コールマンを使っているのはキャンプ初心者。キャンプのプロはスノーピークを使っている」と誤解しているようで・・・(^^;

こういう「個人の思い込み」を拡散されるの、ほんと迷惑だから。あえて、長々と前段でコールマンについて書いてみた次第。

今回は「フジタカヌー」の話なのに・・・(^^;;;

で、やっと本題ね(笑)

フジタカヌーは京都にある老舗のカヌーメーカーで、主にファルトボート(組み立て式のカヤック)の製造、販売をしている。老舗だけど「ビッグメーカー」じゃないよね。
日本でのカヌー市場がそもそもそんなに大きくないからな(^^;;;

特に(これは半分、俺の「思い込み」ですが(^^;)フジタカヌーの製品は「日本人に合わせた」サイズであったりデザインで、世界的メーカーとして大きく発展するのはなかなか難しいんじゃないかと思う。それだけに、日本人にとってはありがたい存在なんだけど。
(野田知佑氏のように「日本人としては大柄な人」はけっこうフジタカヌーに批判的だけどね。野田氏なんかは名指しでフジタカヌーの創業者を「自分の体の大きさに合わせた小さな艇しか作らない駄目クラフトマン」みたいに批判してたしなあ(^^;)

ただ、俺は好きよ、フジタカヌー。

で、もう 30年近く使っていた「カワセミ」というフジタカヌーのファルトボートの部品が壊れたから問い合わせてみたのよ。

20170511_kawasemi.JPG結果。素晴らしい!!30年近く前のモデルなのに、交換部品のストックがありましたよ。

これが「老舗の力」だよね。長くこの業界で生き残ってきたメーカーならではの「サービス力」だよね。長い歴史がこのメーカーの仕事に向き合う姿勢、真面目さ、誠実さを表しているよねえ。老舗って素晴らしい!

コールマンと比べると極々小さなメーカーだから、メールでの問合せの答えが二日後になったり(多分、担当者が休んでいた?(笑))、ネット上でカード精算できなくて煩わしかったりってのはあるんだけど、それは「少人数の体制」だから仕方ないことで、手間はかかっても誠実にやり取りする姿勢こそが大事なことで、その姿勢はしっかり見せてもらえたのが今回の取引だった。

さてさて、具体的な「カワセミ」の話はまた別のエントリーで書くことにしよう。

前段のコールマンの話で随分長くなっちゃったからね(^^;

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このページは、shinodaが2017年5月18日 10:22に書いたブログ記事です。

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