山口県立美術館コレクション展「昭和の家族」は絶対観ておくべき

1/7(日)に所用で山口市まで出かけたので、用事が終わったあとで山口県立美術館に寄った。

なにか特別展が開催されていれば・・・と思ったのだが、残念ながらそれは無し。
その代わり、コレクション展が行われていたので観ていくことにした。

20180107_kenbi.JPG
現在開催されているコレクション展は3つ。

  • 昭和の家族 1/2(火)~4/8(日)
  • 乗りて行くとき 1/2(火)~2/18(日)
  • 春を探しに 1/2(火)~2/18(日)

・・・である。

展示室は同じフロアなのでさっと観て回れる。

「コレクション展かぁ」と大して期待もせずに鑑賞を始めたのだが、良い方向に裏切られた。

「昭和の家族」は機会があれば観ておくべき展覧会だと思う。展示されていた作品全てが素晴らしかった。

昭和の家族を描いた絵と写真の数々。

まずは、松田正平の「四国犬」「父と子」「銭湯」といった絵の素晴らしさよ。荒々しく力強いタッチでありながらポップ。特に「四国犬」には衝撃を受けて、今年の年賀状の「犬の絵」は「四国犬インスパイア犬」とした(笑)

それから林忠彦の終戦直後の写真。林が撮った貧しい敗戦国の人の姿はどこか明るい。
植田正治の家族写真は、戦後間もない時期なのに豊かなユーモアを持ちおしゃれだ。

最後の荒木経惟の妻の生々しいヌード写真まで、どの作品にも「今よりも濃い、昭和の家族関係」がよく描かれている。

ほんと、最初から最後の作品まで全部面白い展覧会はそうそうあるものではない。
たまたま寄ってみてよかったわぁ。

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このページは、shinodaが2018年1月18日 03:13に書いたブログ記事です。

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