被災地に「いらないものを送りつける」のは善意ではないという話

また、新聞記事が出てましたなあ。

今回の西日本豪雨災害の被災地に「季節外れの冬物」や「古い衣服」を送りつけてくる馬鹿の話。

「馬鹿」なんて書くと、「善意で送ってくれた人に馬鹿はないだろ」と怒り出す馬鹿がいそうですが、馬鹿は馬鹿です。

阪神大震災、東日本大震災など大きな災害が起きるたびに「古い布団とか必要ない」「古い衣服も必要ない」って散々マスコミ報道もされてるっていうのに、それをちゃんと理解できてない時点で馬鹿だろう。

被災者の人たちは言いにくいだろうから俺の口から代わりにはっきり言えば「穴の空いたような流行遅れの古い服なんか誰もありがたがらないし、そんな糞みたいな服を着ないといけない状況でもない。何も無いよりはマシだろうなんて思うな。そんな古着、無い方がマシじゃ!」である。

そこで、「他人の善意を踏みにじるのか!」「被災者が何を贅沢言うとるんや!」とか思うようなクズ野郎は何もせずじっとしとけ。お前が送った「古い衣服」「汚い布団」などのために避難所はゴミに溢れ迷惑しとんじゃ。

お前がまずやることは、押入れの奥から「着なくなった服」や「使わなくなった布団」を引っ張り出してくることではなく、マスコミや SNS などからしっかり情報を得て、被災者・被災地が本当にしてほしいことを知ることだ。

例えば今週の初め、ラジオなどでしきりに女性用の生理用品が足りないことなどを訴えていた。

俺は取り敢えず信頼できる団体が集めている義援金に協力することにしている。

もう一度言うが、災害が起きた時に「着なくなった服」や「使わなくなった布団」、「もう雑巾にしようと思っていた古タオル」などを「無いよりはマシだろう」と勝手に判断して送りつけてるやつは、ゴミの不法投棄をしているやつと同族だということを自覚せえよ。

お前がやったことは「善意」ではない。「悪意」である。

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このページは、shinodaが2018年7月13日 03:54に書いたブログ記事です。

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