野外活動: 2019年2月アーカイブ

「両源田港」でさっぱりだった我々が食事の後で向かったのは、いわゆる島の裏側にある(裏側とか言うと怒られそうだけど(^^;;)「安下庄港」である。

その前に「土居港」や「片添港」など、釣り部の活動で実績のある港にも寄ってみたが、どこも人が多くて良いポイントで釣りをするのは難しい状況だった。
「この寒いのに、(釣りの)他に楽しいことはないんかい!」と波止の上の釣り人に向けて怨嗟の言葉を口にしたところ、「いやいや。僕たちもそうですから」とNメンバーに窘められた(笑)

21時頃に現場に着いた時には、まだ奥の常夜灯の下や、手前の階段になったところの奥という「美味しいところ」には先客がいた。ただ、もう今更どこに行っても状況は変わらんだろうと判断し、投げ釣り班は階段の真ん中あたりで竿を振り始めた。

ほどなくして常夜灯の下にいた先客が移動。ルアー班はその常夜灯の下で竿を振ることにした。

んが、常夜灯のところって、テトラも入ってるし、ロックフィッシュを攻めるのに良さげだったんだけど、実は足元からすぐに海藻が生い茂ってて、全然ワームを落とせない。
何度か投げ込んでみたけど、フックに大量の藻が絡みつき、これではもし藻の中になんかいても喰わんわ・・・と(^^;;

常夜灯の下はあきらめて、階段のところの手前側で、ジグヘッドに白(蛍光系)の 2インチワームを着けて投げてみたら、やっとヒット。

7cmほどしかないカサゴだった(^^;;

20190202_ooshima3.jpgでも、まあ、これでボウズではなくなった。今年初めての獲物がこれでは寂しい感じもするが、ま、釣れたんだから良いのだ(笑)
猫の餌用にキープしようと思ったのだが、やっぱりもっと大きくなって俺のもとに帰ってきて欲しいとリリース。

結局、この日はこれ一匹。
階段の奥でルアーを投げてたT部長はメバルを 5尾釣ったということだったので、常夜灯にこだわらず、もっと早く階段に移動しときゃあよかったぁと後悔(^^;
IメンバーとAメンバーが常夜灯の下で粘られていたが、結局釣果はなかったようだ。

投げ釣りもあまり釣果はなかったようで、今年始めての部活動は少し寂しい結果となった。

俺的にも、「ガルプジュースに漬け込んだルアーに全然来なかった」という悲しい現実を突きつけられ、「これからも怪しいジュースに頼るのか?」という今後の生き様を見つめ直す機会となった釣行であった(笑)
2/2 土曜日。今年最初の釣りクラブ活動。

13時過ぎに、広島から車で来られたIメンバーに朝市のところで拾ってもらい、国道437号線を一路周防大島へ。
今年初というだけではなく、あの大島大橋貨物船衝突事故以来初めての訪島であった。

20190202_ooshima1.JPG橋を渡ったところの「かめや釣具」で他のメンバーの皆さんと待ち合わせ。
最初に向かったのは土居港だったが、既に波止には人が溢れていたので、大島の最奥部にある「両源田港」へ。

場所は雨振地区の先で、既に国道437号線は終わり、県道351号線に変わっている。対向車とすれ違うのも大変な道だ。
もうしばらく走ると車が通れる道も終わる。そんな周防大島最果ての港。これはこれで期待出来る。
そもそも、他の釣り人の姿もない(笑)

俺は最初、港の西側。奥に向かって伸びる波止の途中から奥の岩場にかけて何度か往復しつつ、たっぷりガルプの禁断のジュースに漬け込んだワームをセットした軽めのジグヘッドを投げてみた。

しかし、全く反応なし。
小型のフック(スプリットショッターという名の、メバル・アジ用の#10鉤)に変え、スプリットショットリグも試してみたが、これも全くアタリすらなかった。

しかし、この日の俺にはもうひとつ秘密兵器が。

実は、「かめや釣具 大島店」で FIVE STAR ブランド(かめやのオリジナルブランド)の「OCEAN TOY 300」という 9.8フィート(3m)の投げ釣り竿を購入していたのだ。

2,880円である(笑)
この値段で、リールもラインもセットになった商品。

そう。ファミリーフィッシングで初めて釣りをする子供たちに使わせるとか、そんな使い方を想定した竿だ。

こいつに、誘導式の10号おもりのついたハヤブサの「堤防投げ五目セット誘導式」をつけて投げる。
餌はもちろん虫・・・ではなく、「パワーイソメ(太)」の赤。生きた餌はいやだ(笑)。俺は乙女の心をもった中年、いや初老のフィッシャーマンなのである。

いやあ、「OCEAN TOY 300」いいねえ。ガイドとかむっちゃ安っぽいし、リールもスムーズな回転とは言い難いけど、投げ釣りではそんなに繊細な釣りをするわけじゃないから気にはならない。竿にもリールにもけっこう無理な力をかけてみたけど壊れることもなかった。

ただ、最初から巻いてある糞安そうなラインには辟易した。

20190202_ooshima2.JPG固くて、ヨリにも弱くて、ちょっとでもラインが緩もうもんなら、すぐにくるくるくるとラインが絡んでしまい、それをほどくのにいらん手間が(^^;
ナイロン糸というより、「プラスチック、これ?」って感じのライン。これだけは巻き直した方がいいね。

そして結果はボウズだった。

他のメンバーも、「よくこんなのが鉤にかかったな」と驚くような小さな魚が一尾かかっただけだった様子。

ここは死の海だった。他にアジングをしている人が一人いたが釣れていないようだった。

よかった。例え自分がボウズでも、他の人間がボウズならそれでいい。俺はそういう男だ。人間、上ばかり見ていては駄目だ。下を見て生きることも時には必要である。これは俺から若者たちへのメッセージでもある。

そして、瀬戸内の風景は美しい・・・
最近、一番よく使っていたトラウトロッド(獲物はトラウトではなくカサゴやメバルだけど)の竿先を折ってしまった。

20190210_rod1.JPG

釣りの最中の事故ならまだしも、竿の横に置いていたカバンを取ろうとして、そのカバンのショルダーベルトが竿先に引っかかって折れてしまったという、情けない事故である(^^;;

というわけで修理。

まず、トップガイドのなかに残った竿先(カーボン製)を取り出すため、火で炙って糊ごとカーボンを焼いてしまう。

20190210_rod2.JPG

ガスレンジでしばらく炙ってたら一気にカーボンが燃え上がる。
本来ならここで燃えたカーボンをごそっと抜いてしまうのだが、かなり先の方で折ったため、カーボンの端をしっかりラジペンで挟めなくて無理。
結局、画鋲や嫁さんから借りた針などでトップガイドからほじくり出した(笑)

20190210_rod3.JPG

そして、竿の折れた先にこのガイドを差し込む。かなり先の方で折れていたので、あまり新たな竿の先を削ったりすることなくガイドはきっちり装着された。
カーボン用の接着剤もあったのだが、A液とB液を混ぜて作るという面倒くさいやつなので、手元にあった瞬間接着剤で取り付けた。とりあえず引っ張ってみたけどはずれないんで、これで使ってみることに。

20190210_rod4.JPG

トップガイドは新しい物を買ってもいいのだが(30個で千円のものもあれば、1個千数百円のものもあり、ピンきり)、Amazon 等で手に入るものは、海釣り用のでかいやつばかりで、どうも直径1mm程度のトラウトロッドの先に合うものは簡単には入手できないらしい。
なので、今回はそのまま古いものを装着。まあ、トラウトロッドでそんなに大物を釣るわけではないので、これで大丈夫じゃないかな。

いやあ、そんなに高い竿じゃないんだけど、最近一番よく使ってる竿だったので、復活したことが嬉しい。

しかし、俺がこうして数千円の竿を直しているときに、某苺社長はウン万円の竿を買ったそうだ。憎い。

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