野外活動: 2019年5月アーカイブ

先週金曜日。

広島での仕事が終わると、18:47横川駅発。岩国駅で乗り換えて 19:51 通津駅着の電車に乗り、俺は帰宅の途に着いた。

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通津駅に着いて駐車場に停めた車に乗り込み、ふと考える。
広島でラーメンを食べたんで腹も膨れているし、車には釣り道具一式が積まれている。「そうだ。釣りして帰ろう」と・・・(笑)。

さて、どこで釣るか?通津港なら駅から車で 1〜2分ほどだが、通津港は死の海である。まあ、その辺はこのブログで「通津港」で検索してみてほしい(笑)
ということで、次に近い「由宇港」に行ってみることにした。通津から 10分かからず行くことができる。それに、数日前に「由宇川の河口」で良いサイズのアイナメを 2尾上げてるしな。

20時には由宇港到着。
この日は 16:17〜18:49までが満潮で潮が速く動くいわゆる「釣れ釣れタイム」で、20:44が満潮。しかもほぼ満月。条件としては良くない。

最初、港の南側の防波堤の外。レジャーボートが並んでいるところで、由宇川で釣ったときと同じジグヘッド+ワームでカサゴでもいないかと底を探ってみたが反応無し。
ルアーの場合、そこに魚がいれば、フッキングできなくても何らかのアタリはあるものだ。何の反応もなければ魚はいないか魚影は薄い。さっさと別のところを攻めた方がいい。

今度は、南側の防波堤の突端。船の出入り口に移動。向かいの防波堤の突端に常夜灯が灯っているので、そこに向けてワームを投げてみる。
ここでも反応は無かったのだが、いかにも釣れそうなので粘ってみた。・・・が、やはり釣果なし。

最後に、車で港をぐるっと回るように移動し、港の東側の常夜灯がたくさん立っている岸を攻めてみることにする。突端には、先程目標にしてルアーを投げていた常夜灯が立っている。
ただ、そこまで行く途中に小さな鉄製の桟橋があり、海底まで鉄の足が伸びている。こういうストラクチャのある場所を攻めんわけにはいかんやろう!!(←完全に気持ちがバスフィッシャーマンに戻っている(笑))

が、この判断がドンピシャだった(笑)
桟橋の足元に 2、3投したところで、いきなりググっとロッドがしなる。この前置きなしにいきなりズシンっとくるアタリは由宇川河口と一緒。アイナメじゃないの?と思ったら、本当に 20cmジャストくらいのアイナメだった。
リグは由宇川河口で使ったのと同じ重めのジグヘッドに 2.5" のサターンワーム。

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それからまた 2、3投目に、今度は 13〜14cmくらいのチビメバルがヒット。リリースしようかどうか迷ったが、結局猫へのお土産にキープ。素焼きにしてほぐした身をやったら、猫、大喜びでした(笑)

まあ、自分の酒の肴と猫のお土産をキープしたので、既にこの時点で家に帰りたくなったのだが(笑)、一応、念の為付近にルアーを投げてみる。10分ほどやってみたが反応無し。最後に根掛かりでジグヘッドとワームを紛失したところで、20:40 頃納竿とした。

いやあ、仕事帰りにちょっと竿振って、こんな良いサイズのアイナメがゲット出来るなんて、祖生に住んでよかった!(と、一応村の宣伝しときます(笑))

昨日は午前中カラス駆除に出た後、午後は少し身体を休め、それから玄関内に放置していたキャンプ道具や釣り道具の整理をしていた。

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キャンプ道具は納屋などに全て仕舞ったのだが、釣り道具は一部自動車に積んで置くことにした。細々したものが多いので、使う度にいちいち納屋との行き来をするのは面倒くさいからだ。

しかし、道具を車に積んでしまうと、当然のことながら釣りに行きたくなった(笑)

この日は嫁さんと娘は子供会活動で17時過ぎまで「大田原自然の家」にいるはず。近くのポイントなら 1時間くらい釣りしても二人より先に家に帰れる。釣りに行ったこともバレず、ボウズだったときに嫌味を言われることもないだろう・・・

俺はすぐに車を出し海に向かった。そしたら百メートルも走らないところで嫁さんの車とすれ違った(^^; 予定より 2時間近くも早く帰ってきたようだ(^^;;; ま、おかげでもう開き直ってのんびり釣り出来るけどねえ(笑)

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というわけで、俺が向かったのは由宇町である。我が家から一番近い釣りポイントは車で 15分の「通津港」だが、あそこではルアーに来たカレイを足元でばらした思い出しか俺にはない。まさに死の海である。
ということで、同じく車で 15分で着く由宇方面に向かったわけだ。

実は由宇で釣りをするのは初めてである。
由宇の釣りのポイントって、途中で JR の狭い踏切を超えたりと、道を知っていないと行き辛いイメージがあったのだ。しかし、いつかは由宇も攻略しないといかんだろうと思っていた。

俺が未経験だっただけで、由宇にも「由宇漁港」、「由宇南沖海岸」などいくつかの釣りポイントがある。その中で俺が選んだのは「由宇川河口(デルタ工業側)」である。
デルタ工業由宇工場を囲むように、河口から海へと車一台分の細い道と防波堤が続いている。

工場の排水口のあたりから防波堤の上に上がり、さっそくポイントを探す。ずっとテトラが並び根魚釣りに良さげなのだが、テトラの周りには海藻が群生し、ちょっとルアーは投げづらい感じ。何より、ぱっと見にこんなに良さげなポイントなのに、釣りの痕跡(よく仕掛けの空袋が落ちてたりするのよ)がまったくない。もしかして釣り禁止?と思って周りを見てみたが、犬のフンはちゃんと持ち帰りましょうという看板以外無い。釣り禁止というわけではないようだ。

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防波堤の上を移動しながら、ジグヘッドにポケベイトをセットしたものを時々投げ込んでアタリを探っていくことにした。防波堤の上を河口側に遡っていく。

結局、河口近くまでまったくアタリなし。水は澄んでいるのだが、魚の姿は全然見えない。
しかし、河口の先の防波堤が大きく曲がっているところでやっと小さなベイトの群れや、悠々と泳ぐ黒鯛などの姿を確認。俺の対象魚ではないが、魚の姿を見るとホッとする(笑)

俺はポケベイトから「reins 2.5" Gテール サターンワーム」(色はオリーブ色)につけかえ、ベイトが密集しているあたりのテトラの先にジグヘッドを投げ込んだ。
何投目かにいきなりズシっとした手応え。一瞬、「テトラに根掛かりしたかぁ」と思ったほどだったがラインは巻き取れる。あれ?もしかして?とずるずる引き上げると、20cmオーバーの良型カサゴ・・・と思ったんだけど、メバル?
頭が小さいし、胸ヒレもカサゴほどは大きくないような。
LINEで写真を見た職場の釣りクラブのキャプテンからは「タケノコメバルじゃ?」って。バケツに入れて上から見ても身体が丸いし、多分メバル。あんま目は大きくないけど(笑)。いや、多分(^^;

この 20分後、今度はもう少し川側の工場への取水口?のコンクリート製の壁が立ってるあたりでもう一尾 20cmくらいの良型メバルをゲット。リグは同じく(ちょっと重めの)ジグヘッド+サターンワーム。

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どちらも、いきなりズシっとアタリが来た感じで、カサゴの時のコツコツしたアタリと違う。やっぱメバルか。もうメバルでいいや(笑)

初めての場所でこうして釣果が出ると嬉しい。

この日は 15:24が満潮で、17:18〜19:52までが潮の動くいわゆる「釣れ釣れタイム」。俺が釣ったのは 16:50と 17:10。「釣れ釣れタイム」の直前であった。
さあ、これから「釣れ釣れタイム突入だよ!」というところだったのだが、俺は釣りよりも妻を愛する男。家族との休日の夕餉を楽しむために 17:30に納竿。帰路に着いたのであった。

<追記>
どうもアイナメじゃないかという意見をいただきまして、写真見るとそんな感じにも見えますねえ。ロックフィッシュは難しいですなあ。もう、「シノダ」って名前にしていいですかねえ。俺が新規発見者ってことで。
ポケベイトという魚釣りの餌の話を書いたので、ちょっと思い出話を。

今から 20数年前。まだ 20代だった俺と同僚のTBC君は仕事も順調で暇を持て余し(彼女もいなかったんだろ~?とか言われそうだが、この頃はいた(笑))、休日になるとよく二人で釣りに出かけたものだ。

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キスとかを狙う投げ釣り専門ね。ジェット天秤にキス釣りの市販の仕掛けをつけてビューンと飛ばすやつ。

会社に釣りを趣味にしている先輩、後輩はいたけど、俺らはそんなに本気で釣りをやりたいと思っていたわけでもないので、そういう人たちに教えを請うこともなく、はたまたショップの人に相談することもなく、釣り雑誌などから情報を仕入れ、独学であれこれ試しつつ遊んでいた。

俺が生き餌を使わないので、ゴカイとかイソメが触れないんだろう?と誤解している人がいると思うが、全然平気である。手が汚れるのはいやだけど、生き餌しかなければ生き餌を使う。

ただ、生き餌だと自分の行動が縛られてしまうのがいやなのだ。
例えば、一日釣りをしようと思ってゴカイを何グラムか買ったとして、投げ釣りに全然「来ない」から、ちょっとジグ投げてみるかってときに餌が無駄になるじゃん。持って帰って生きたまま保存することもできんし。そういうのがいやなんよ。なのでゴカイを使い切るまでずっと投げ釣りを続けたりってなる。これがいや。

というわけで、当時もなんとか生き餌に代わる、使い切らなくても持って帰って保存ができるような餌がないかと探していた。

そんなときに最初に出会ったのがこんなヤツ。

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今は店頭であまり見ないんだけど(実績があるんで、あれば買おうと思うんだけど見ない)、超細いかまぼこみたいな形をした赤いやつ(笑)
冷凍保存しろって書いてあったので自然素材を使ってるんだと思うんだけど、見た目は細いかまぼこ型のスティック状で、人工物感ハンパない(笑)
でも、この餌でキスとかマゴチとか結構釣った。

そして、この赤いヤツ以上の実績を誇り、一時期俺とTBC君が常用していたのが、この「スーパー本虫」である。

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ええと、これは人工餌ではなくれっきとした「生き餌」。ちゃんと生きてる。直径7〜8mmくらいで、全長は 60cm位ある巨大な環形動物である。

「じゃあ、ゴカイと一緒で死んじゃうじゃん」と思ったら大間違い。こいつ、切っても切っても死ななくて、プラスチックケースの中に入ったまま一ヶ月以上生きているのだ。(それ以上観察したことないので、実際どのくらい生きているのかわからない)

これは便利だった。ナイフで適当な大きさに切って使うので、ゴカイ以上に手は汚れるが、余ったら持って帰ってそのままほってても生きているのである。で、次の週の釣行にまた使えると。

ただ、祖生のソフトボール界を裏から操る悪いヤツ・T口君はこの存在を否定するのだ。「そんな本虫はいない」と。ただ、今も「SUPER 本虫」という商品は存在するようだ。太さや、その生命力は俺らの「スーパー本虫」を彷彿とさせるが、長さが全然違う。本虫は本虫でも、種類が違うようだな。

一緒に釣りに行っていたTBC君ももう亡くなっていて証明のしようがないのだが、もし「スーパー本虫」について情報をお持ちの方はご一報を(笑)
4/28(日)の釣りクラブ活動に、俺はひとつの目的をもって挑んでいた。
それは、ヒロキューという釣り餌メーカーが作った「ポケベイト」の実効性の調査である。

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「ポケベイト」というのは、5~6mmの太さのチューブ状(中に穴は空いて無いが)の成形餌である。しかし、オキアミを元につくられており、自然原料の餌だ。パワーイソメなどとは違う。(まあ、パワーイソメも生分解性樹脂製なので自然には優しいが)
気軽に持ち運べる上に、室温で数ヶ月保管が出来、これで釣果がちゃんとあるようなら釣り人に取ってけっこう嬉しい製品だよね。車に釣り道具とこいつを積んでおけば、通勤中などでも、思いついたときに即釣りができる。それも、ルアーよりヒット率の高い「餌釣り」でだ。

しかし、すでに他のエントリーで書いたように、「浜田港笠柄波止」ではまったく釣果が無かった・・・隣では新人メンバーがゴカイを使ってメバルやカサゴを釣り上げていたのに。
駄目なのか?これ。

でも、万能餌のオキアミが原料と聞くと、ポケベイトも万能なんじゃないかと期待してしまう。俺はこの餌を使い続けたのであった。

そして、その後場所を移動した「松原港」で、ついにポケベイトに釣果が!

浜田川の流れ込みのところのテトラの上から、ポケベイトを 2.5cmほどの長さに切ってジグヘッドにセットしたものを投げていると、コツコツとこの日初めてのアタリが。18:10。この日は 18:54が日没だったのでまさに夕まずめである。

焦らず一呼吸置いてから、ちょっとだけ竿先を振って針を掛けると、あとはひたすらリールを巻いていく。

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獲物は、10cm弱のミニカサゴである(笑)
いや、まあ、ちゃんと餌も食ってるし、いいよ、いい。ポケベイトに食いつく魚がいることはわかったからね。
ただ、ルアーにも魚が積極的に食いついてくる「夕まずめ」の釣果である。ポケベイトが魅力的だから食ったのかどうかはわからない(^^;
わかっているのは「ポケベイトに来ることもある」「釣れないことはない」ということだけだが、まあ、それが分かれば十分である。今後もポケベイト、使っていくよ。

結局、場所を湾内に移して、19:15までの一時間ほどで計 7尾のカサゴをゲット。(ただし、内 1尾はジグサビキによる)
ギリギリキープサイズなのは 1尾くらいで、他はチビちゃんばかりだったのだが、我が家の猫へのお土産に 3尾をキープ。4尾はリリースした。

俺らが釣っていた防波堤は常備灯がなく、19時をすぎるとほぼ真っ暗になったので納竿したが、そのまま釣っていればもう少し釣果はあった気がする。

4/28(日)は職場の釣りクラブの活動。

朝 7時に家を出て廿日市で一緒に行くメンバーと合流。島根県浜田市へ移動。9:30に現地集合場所の「かめや釣具 浜田店」に到着した。

この日は「小潮」で、8:19~14:48 までが潮の動くいわゆる「釣れ釣れタイム」。この「釣れ釣れタイム」から夕まづめ、それから潮の止まる 19:41 まで一日釣り三昧計画であった。

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まず向かったのが「浜田港 笠柄波止(かさがらはと)」。
しかし、俺的にはここは前回ジグサビキで人生最小サイズのカサゴを釣った実績しかない。不安になったが、案の定、結果から言うと俺はボウズだった・・・

5時間近くいたけど、ジグヘッド+ワーム、ジグヘッド+ポケベイト、ジグサビキ、チョイ投げ仕掛け+ポケベイト、チョイ投げ仕掛け+パワーイソメ。とりあえず持ってる仕掛け全部投入してみたけれど、ただの一匹も釣れず・・・というか、アタリすら一度もなし。

隣で昨年釣りデビューされた新人部員さんが生餌でウキ釣りして、メバル、カサゴ、ベラ(サイズはどれも小さかったが)などを上げていたので少しだけ生き物もいたのだろうが、基本、死の海だった(笑)

結局、その他には投げ釣りメンバーに鯛(サイズは小と普通の)が来ていたのと、波止の裏側でキャプテンがアオリイカを一杯上げたのみ。新人さんも昼からはアタリすらなく、完全に笠柄波止内は死の海と化した。

6人で挑んだ部活だが、3人がボウズという厳しい戦い。

14:30頃、この波止での釣りを諦め、釣り場移動のため納竿した。

5時間近く、ただ竿をふり、遠くの美しい景色を愛で、心を鍛える。ありがとう笠柄波止。お前には裏切られてばかりだよ。

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