音楽: 2018年7月アーカイブ

WILD BUNCH FEST.2018には、今年も昭和40年生まれの初老のおっさん二人で参加してきた。

世の中には大きな誤解があって、わしらみたいなおっさんは静かな曲が好きで、激しいロックは苦手と思われとる。 

大間違いだ。
曲の趣味なんて年齢に関係ないし、「年取ると、だんだん静かな曲が好きになるよね」も都市伝説クラスの嘘っぱちだ。

俺らは、年取ってだんだん感受性が失われて来ているので(笑)、「君は一人じゃないよ。僕はいつも君の傍にいるよ〜♪」みたいな曲にはもう感動しないのだ。
ギターがギャンギャンうるさい曲がいい。ドラムがドカドカうるさい曲が大好きなのだ(笑)

が、もちろん、演者の煽りに乗って踊ったり、ジャンプしたりは御法度だ。膝にくるからな(^^;;
ただ拳を突き上げるだけである。
いや、それも五十肩で鈍い痛みが(^^;;腕を振り上げる度に「痛てててて・・・」と声が漏れる(^^;
激しいロックが年々好きになっていくのに、激しいアクションはだんだん取れなくなっていく。そんなジレンマと闘っているのが俺らオールドオーディエンスなのだ(笑)

なのにだ、WILD BUNCH FEST. の PIRATES ステージのトリ。THE ORAL CIGARETTES を観ている最中に始まったモッシュに巻き込まれてしまった(^^;;

20180728_wbf_m.JPG
モッシュは禁止されてるんだけど、なんか始まりそうな予感はしていたのだ。
なので一緒に行った友人と「あまり前には出んとこう」とわざわざ後ろの方で観ていたのである。

なのに、気がついたら俺らを先頭に大きな円状の空間が・・・
そして、一気に皆が中心に向かって駆け出す。先頭にいた俺たちは逃げ出すこともできず、そのまま一緒に駆けて円の中央部で身体をぶつけ合う。

「その様子は極度に密集した状態で行われる激しい押し競饅頭という形容が当てはまる。」(Wikipedia より)

しかも、これが一回では収まらず、結局4回くらいやったかなあ。
毎回、友人と「やばい。後ろに移動や、移動」とモッシュが収まる度に後ろに移動するのに、なぜか毎回俺たちが最前列になるのだ(^^; 円が俺らを追ってくるぅ~(^^;

ええ、ええ。
最後はもう「これが俺の運命なのか」と諦めて、それまでは遠慮がちに参加していたのに、邪魔になる鞄を傍らに置いて猛ダッシュ!!
きゃーきゃー言いながら押し合っている若い子たちの上にダイブしましたよ!(^^; 80kgオーバーの身体で!!

まあ、実際、盛り上がってきたライブでやると楽しいんだけど、やっぱ危ないからな。
実際、「モッシュ禁止」って看板も出てたしね。でも、アーティスト側が煽ったりもするし、なかなか実際にモッシュを禁止するのは難しいだろうな。

だから、最低限、安全には注意しような、全員で。
実際、一番最初のモッシュでは、女性が一人、白目剥いて失神した状態で運ばれていった・・・(^^;

いや、ほんま、下敷きになったり倒れたりした人がいたら、すぐに助けてやれよ。

ま、80kgの身体でダイブした俺が言う言葉でもないが(^^;
20180728_wbf_beer.JPGここは、WILD BUNCH FEST.2018 の Alley oop ステージの近くにあったハイネケンのビールスタンド。今年はハイネケンがビールの提供役を勝ち取ったようで、フードエリアのどの店に行っても、生ビールは全部ハイネケンであった。

で、この Alley oop ステージ横のビールスタンド。ここが最高だったのは、(いちいちクソ遠いフードエリアまで移動しなくてもよかった点もだが)「しるだく」指定ができたこと。

「しるだく」といえば、牛丼屋で汁を多めにしてもらう時の言葉だが、ビールの場合は・・・そう。「泡少なめで、液体多めで」という意味(笑)
もちろん、サーバから注いだ生ビールの魅力は、あの肌理の細かい泡にあると言っても過言でない!!というか、そのとおりなんだけど、そんなこと、今更お前に言われるまでもないわ!!

あのなあ、野外フェスの現場は気を抜くと速攻で熱射病になってしまうくらいの灼熱地獄なんだよ!!そこでは、ふわふわの泡の感触を楽しんでる余裕なんてないの!!
大事なのは「水分量」なのだ!!
なので、このビールスタンドは大変重宝いたしました。まあ、途中からビールが底を突いてきたのか、「しるだくできます」の張り紙は撤去されたが(笑)

たっぷり上の方までビールで満たされた紙コップはずっしり重くて頼もしかったわぁ〜(笑)

というのが、この日、わしら、フードエリアで「泡ばっかりの、くっそ軽いコップ」を渡されるという酷い目にあったのだ。
ちょうど樽を交換し、泡ばかり出てくる状態で俺のビールを注ぎやがって、ほんと、コップの中全部が泡って状態だったらしい。(俺のビールを買ってくれたツレ談)
高校生なのか大学生なのか知らないけど(高校生はビール注いじゃ駄目なんだっけ?)、バイトをさせるのなら、店は責任持ってビールの注ぎ方くらい教えとけや!!
600円も出して、コップ一杯の泡だけ呑んで納得できるか!!

まあ、このコップは一緒に行ってたツレがクレームを入れてくれて交換させたんだけど、俺だけなら気が弱いんで泣き寝入りしてたで(^^;
しかもこのバイトが、ビールのことは全然わからないみたいで、マジで泡ばかりで、「空のコップ?」ってくらい軽いのに、「え?マジですか?これじゃ駄目なんですか?」とか言いやがったらしく・・・駄目に決まっとるやろ!!(^^;
お前は 100円で買ったポテチの袋に、ポテチが 3枚しか入ってなくても納得できるんか?店の人に「なんか変なんですけど」って言うやろが!!
ま、最終的にはちゃんと交換してくれたんだけど、酷い目にあったわ(^^;

というわけで、ずしりと重い Alley oop ステージ横の店の「しるだく」ビールは、ともすれば灼熱地獄に負けそうになる俺達に愛と勇気を与えてくれたのであった(笑)

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