お店: 2019年4月アーカイブ

もう、先々週の金曜日の話。

残業予定だったので、「仕事終わったら、広島で飯食って帰るか」・・・と考えているところに、ランチ仲間(笑)のMイさんから「夜、どっか飯食いに行きません?」とタイミングよく連絡が・・・。断る理由などないので、すぐに「行こう、行こう」とその話に飛びつき、おっさん二人で夜の街に突撃した。

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・・・が、目当てのホルモン屋は超満員。そりゃそうだよな。花の金曜日だもの(死語?(^^;)。

そこで、Mイさんが知っている美味い魚料理を食べさせてくれる店に行ってみることに。

店の名前は「おかげさん」。袋町の人通りの多い通りに面しているが、入り口がちょっと奥まっているので「隠れ家」っぽい雰囲気。カウンターと座敷がひとつだけの小さな店で、板前の大将と給仕の女性の二人で切り盛りされている。こういうのは小料理屋って言うんだろうね。
ちょうどカウンターにふたつ空きがあったので無事入店完了。

壁には手書きのお品書きが雑然と並び、中には色あせてる古い物も。決して、小ぎれいな小料理屋って感じではないが、Mイさんによると大手企業の社員や地場企業の社長さんもよく顔を出す本当に「隠れ家」的な店だそうだ。

まず、小腹が空いたので、「握り寿司(五貫)」を頼んでみる。
これが想像以上に美味かった。大将、寿司握ってた経験あるよね?どれも醤油をつけなくていいように、予め味付けされた作りになってるんだけど、梅肉であったり、大根おろしであったり、それぞれのネタごとに最適であろう薬味が乗り、本当にどれもこれも美味い。

その後、「セセリ炒め」「鶏むね肉の梅、わさび焼き」「チキンライス」(Mイさんお薦め)などを食べたがどれも美味い。てか、魚じゃなくて、鶏ばかり食ってる(笑)
あ、「しめ鯖」も食べた。これが、あまり酢の効いてない生に近いもので美味かった。俺、こういうのが好きなんよ。

酒は、あえてこの店の雰囲気に合わせてどぶろくのソーダ割りばかりを呑んでいた(笑)

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この日はカープがベイスターズに 0-6 の完封負け。しかも 1安打だけという、あわやノーヒットノーランな試合・・・。
そんな試合なので、20:30 頃にはゲームセットで、カウンターに座って店の TV で試合を見ていたお客さんも次々に帰られ、21時前だというのにお店は寂しい状態に。

そんな中、Mイさんと俺が 10回表に 12点取られた試合を球場で見ていたという話から、隣のおじさん(Mイさん曰く「多分地元企業の社長さん(笑)」)や大将と楽しいカープ談義となった。
大将、寡黙で気難しい人かと思ったら、とても話し好きで気さくな人だった。

うむ、うむ。これはまた来てみたい店である。まだ一人じゃ怖いんで(常連さんが多いんで)、Mイさん誘って行ってみようてえ(笑)
先週金曜日の昼飯は加古町(かこまち)の「水主亭(かこてい)」に。
先日、このブログでも書いたが、80歳のおばあさんが一人で切り盛りしている定食屋だ。
岩国の呑み仲間改めランチ仲間のMイさんと一緒に行く予定だったのだが、仕事の都合でMイさん急遽不参加(^^;;

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この店は注文の仕方に癖がある。しかも、今日は初めてのカレーデー。変な注文して常連さんから「なんだ、あいつ」みたいな目で見られても嫌だなあ。
そもそも俺、どんな店でも常連アピールするヤツが大嫌い(だって、格好悪いでしょ?(笑))なんで、初見の客に対して態度の悪い常連野郎がいたら喧嘩になってしまう可能性もあり。
だから「どうしようかな。今日はやめとこうかな」と思ったんだけど、勇気を持って訪店してみた。

12時ちょっと過ぎに到着。まだ客の数は3〜4人ほど。
奥の厨房にいたおばあさんに声をかけようとすると、「今日はカレーかうどんしかないよ。うどんはカレーうどんだけよ」と先に説明が。了解です。Mイさんから聞いてました。

「じゃあカレーを」と応えて席に戻ろうとすると、「お兄ちゃん、これ。自分で注いで」と呼ばれる。50過ぎの俺がお兄ちゃんか(^^;;まあ、80過ぎのおばあさんから見たら半人前のお兄ちゃんに見えるのかも(^^;;

おばあさんから、ご飯が山盛りになった皿を渡されたが、カレーの入った鍋がいくつかあって、どれから注いだらいいのか分からない。
「これから注いで」とおばあさんが指さす鍋の横には、オタマではなく、麺を茹でる時に使う網(所謂「てぼ」ね)が置かれている。まだこの日は未使用なようできれいな状態。
「こんなんで注げるの?」と躊躇してたんだけど、次の客がどんどんやってくるので意を決して「えいや!」と鍋の中のカレーをすくう。そしたら、カレーの粘度が高いので全然問題なくすくえた(笑)

ご飯が山盛りなので、カレーが皿から溢れてしまいそうになるのを何とかコントロールしつつたっぷりとよそう。俺、カレーはたっぷりかかってるのが好きなのよ。しかし、なんというても飯が山盛りなので、結果的にあまりかけることは出来ず・・・(^^;

カレーは、大きく切られたじゃがいも、玉ねぎ、人参、薄切りの牛肉。ああ、田舎のカレーやあ。これで 400円。安い!
一口食べてみると、けっこう酸味がある。りんご?小学校の給食で出てきたりんご入りカレーを思い出す。バーモントカレーか?辛さは控えめ。いや、甘いと言ってもいいかも。

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「ここのカレーは辛いってMイさんが言ってたけどなあ???」と思いつつ食べ進めると、「ん?んん?」徐々に口の中に辛さが「蓄積」されていく。一口食べる度に辛みが増していくのだ。
なんか、苦味(辛みではなく苦味だと思う)のある成分が混ざってて、それがどんどん舌に染み付いていく感じやなあ。噂どおり「意外な辛さ」に驚いた(笑)

80歳を超えたおばあさんの作るカレーが辛いという意外性が楽しい(笑)

だんだん席も埋まってきて、おばあさんも常連客と楽しそうに話をしている。そこに「辛みの正体は?」と割って入る勇気はなく(笑)、辛さの謎は解明できず(^^;
今度はMイさんと二人で来て、おばあさんに確認してみようてえ(笑)

昨日は岩国の飲み仲間、いや、最近はランチ仲間と言った方が正確なデジタルクリエータのMイさんと昼に会う用事があったので、ついでにおっさん二人でランチした。

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店はMイさんが「一人で入るのは怖くて、まだ入ったことがない」という加古町の「水主亭」へ。「かこてい」とよむ。
Mイさんがネットで仕入れた情報によると、加古町を昔は水主町と書いたのだそうだ。名前からして歴史を感じさせる店だ。

俺は土橋から自転車で向かったので、12:05過ぎには加古町に着いたのだが、「中島町」交差点の近くなのに、間違えて「中島小学校前」交差点に行ってしまい、店を見つけられず10分近く半べそで彷徨った挙げ句、12:15頃、やっとMイさんと合流できたのであった。

店は確かにこの平成終末の世に存在するにはあまりにクラシックでノスタルジックであった(笑)
メニューはうどんと昼定食のみ。
昭和を感じる古い店内におばあちゃん一人。
事前にMイさんがネットで注文の流れを調べて来てくれていたのでなんとかなったが、注文の仕方も独特である。

まず、定食であることを奥の厨房のおばあちゃんに伝える。おばあちゃんが「ご飯な少なめ?」と聞いてくるので、「普通」と回答。これが、普通じゃなくて茶碗に山盛り。本当の普通の量がよければ、「少なめ」と言おう(笑)

それから、左奥のショーケースからおかずを選択。Mイさんはナポリタンとハンバーグのセットを選択。俺も同じものをと思ったら、厨房の奥の方から現れたおっさんに(トイレがあるのかね?)最後の一個を取られてしまった。しかたないので、「レンコン天とホルモン天」を選択。まあ、美味かったけど。

席について(四人テーブルばかりなので、相席率高し)待っていると、おばあちゃんがご飯を持ってきてくれる。今度は「味噌汁は小さいの?大きいの?」と聞かれるので「大きいの」と回答。すると、うどん用のどんぶりいっぱいの熱々の味噌汁を持ってきてくれる(笑)
でかっ!!「味噌汁定食」と言っていいぐらい、主菜より存在感あるわ(笑)

おばあちゃんが、ペットボトルに入ったお茶(ほうじ茶だが、これが濃くてまた美味い)と湯呑を持ってきてくれたら定食完成。

いやあ、飯が山盛りなのはビビったけど、ここの米、美味いね。安い定食屋だと、噛んでも噛んでも味のしない不味い米を使ってたりするけど、ここは炊き方も完璧だし、広島でもトップクラスの美味い米を食える店だと思うな。

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ご飯が山盛りなんで、途中でおかずの方が無くなっちゃったんだけど、大量の味噌汁のおかげで寂しくなんかないぞ(笑)
箸休めには、ごま油に漬けた昆布が出てきて、これもなかなか秀逸。
まあ、山盛りの飯とどんぶり味噌汁のおかげで、家に帰って体重計ったら朝より 1.4kg増量してたけどね(笑)

これで料金は 400円
Mイさんのおかげで良い店を知ることが出来た。でも、早くいかないとショーケースに残っているのはけっこう地味なおかずばかりになるので注意ね。
今度は、ちょっと早い時間に行ってみようてえ。

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