UNIXやLinux: 2012年9月アーカイブ

以前(もう 3年も前の話だけど)、vpopmail のホームディレクトリ(domains/example.com/shinoda とか)の下の .qmail ファイルに ./Maildir/ の記述を付けると、

delivery 3: deferral: client_connect:_warning:_config_begin_failed/Aack,_child_crashed._(#4.3.0)/

というエラーが出てメールが配送されない・・・という話を書いたが、解消されていた。

どうも、他のマシンで vmkpasswd して作成した vpasswd.cdb をそのまま使っていたためだったようだなあ・・・(サーバの引っ越しを行った後だったので)
この vpasswd.cdb を使って認証はちゃんと出来てたので、そこに考えがいかんかったよ。

新しく追加したドメインのユーザでは上記のような問題が発生していないので、「おや?」と思って上記トラブルの発生したドメインのアカウントで試してみたところ、ホームディレクトリ下の .qmail ファイルに ./Maildir/ を書いても全然問題なくなってた。

いや、ま、実のところ、ホントに vpasswd.cdb の問題かわかんないんだけど、トラブル発生後にしたことといえば、ユーザ追加などで vpasswd.cdb を更新したくらいだし、ホームディレクトリの情報も vpasswd.cdb が持ってるわけだから可能性が高いかなっと。

まあ、今度サーバ引っ越し作業をして同じようにエラーになることがあれば、その時には vpasswd.cdb を作り直してみて、うまく行くか実際に試してみようてぇ。
まあ、単に俺のうっかりミスだったんだけど、備忘録代わりに書いておこう。

・vchkpw の所有者を root に変更せんとあかんで。
 そうしないと、認証の時にエラーになる。

・SMTP-AUTH 版 qmail-smtpd の起動時には(tcpserver の起動設定には)、qmail-smtpd の引数として、
 ・自ドメイン名(exsample.co.jpとか)
 ・認証に使うプログラム(/home/vpopmail/bin/vchkpw)
 ・vchkpwが呼び出す子プログラム(ダミーで /bin/true を設定)
 をちゃんと記述しよう。

・(まあ、これは別にかまわんと思うけど)SMTP-AUTH のみで、POP before SMTP は使わないのなら、vpopmail の configure 時に、--enable-roaming-users=y オプションは付けないようにしよう。

・自ドメイン宛のメール(上の例なら yamada@exsample.co.jpとか)はそのままローカル配送されて SMTP-AUTH 認証は行われないので、テストの時は他のドメインのメール宛に送信しような!

こんなところか。

まあ、上記のように、POP before SMTP との両立はかまわんと思うけど、SMTP-AUTH のみにするのなら、vpopmail の configure には気をつけような。

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