田舎生活: 2015年10月アーカイブ

先週に引き続き、今週日曜日もロケットストーブを使って炊き込みご飯を炊いた。

娘がじいさんから立派なさつまいもをもらって来たので「さつまいもと舞茸とライトツナの炊き込みご飯」を(笑)

さつまいも 1/2本(約170g)
ライトツナ 1缶
舞茸 1パック
油揚げ 1枚(湯通しして余分な油は取って)

醤油 大さじ2杯
日本酒 大さじ1杯
砂糖 大さじ1杯(山盛り 実際は2杯分?)
塩 小さじ1杯
だしの素 袋分けされている奴を 1/2袋

こんな感じで。

20151018_takikomi1.JPG
いやあ、しかし今回は手こずったわあ。

普通の「煙突効果でよく燃えるコンロ」状態にはすぐなるんだけど、木から出た可燃性ガスが燃えてゴーゴーと火が吹き出してくるような状態になかなかならなくて。

燃やした木が悪かったのかな。けっこう小さなクズみたいなのばかり燃やしてたから。長年放置されカラカラに乾いた廃材。それを燃えやすいように細く割っては投入してたんだけど、却ってそれが悪かったのかね。
ああいう木では十分な不燃焼状態の可燃性ガスが出てこないのかもしれんね。
確かに、最後の方で垂木をそのまま突っ込んだらやっと燃焼筒内での可燃性ガスの燃焼が始まって、ゴーゴーと強い炎が吹き上げてくるようになった。

20151018_takikomi2.JPG
炊き込みご飯の方は、(風邪で鼻が詰まってて「焦げ始め」の匂いがよくわからなくて(^^;)ちょっと焦がし過ぎたかな(^^;
あと、蒸らす前にご飯を混ぜる時は、焦げの部分は混ぜないようにしといたほうがいいな。焦げの部分が全体に混ぜ込まれてしまうと、優しい味付けだと焦げの味に負けちゃって味がよくわかんなくなっちゃう。次回は気をつけよう。

しかし、息子たちは「美味いよ」と言いながら食べてくれたのでよかった。
やっぱ、数をこなして腕を上げていくしかないね(笑)

ああ、来週はPTA関係の研修&懇親会で家を留守にするので「毎週ロケットストーブで炊き込みご飯」が出来ない。残念(^^;
管理を任されている箱罠のうち、扉を持ち上げるワイヤーが切れているものが一基あったので修理。

20151017_wana.JPG
ただ、5mmのワイヤーしか持ってなかったのでそれを使ったんだけど、これはトリガーにかけづらいな(^^;
太いので曲げづらくて、爪(トリガーの棒)にかけてもすぐビヨンっと外れてしまう。
まあ、一旦仕掛けてしまえば、扉の重みでしっかり爪にかかるんだけど、それまでが大変だった。
親父を連れていってて助かったわ。一人じゃ仕掛けるの無理だったかも(^^;

山口県の中山間地域等直接支払制度で補助してもらえるらしいので、修繕用に 2mmのワイヤー買ってきておこう。

あと、ワイヤーのかしめ機も欲しいなあ。工具代も補助してもらえるんかのお。
5mmワイヤー用のアルミスリープをかしめられるかしめ機って 1万円近くするんで買えなかったけど(しょうがないのでバイスの上でハンマーでぶっ叩いてかしめている(笑))、2mmワイヤー用なら安そう。
ホームセンターで探してみようてえ。
わな免を取った関係もあり、今年から地元の営農組合が設置している箱わなの管理をすることになった。

全部で6基が別所畑地区に設置されている。
別所畑地区は広いので、猪がかかってないかの見回りは近所の人に依頼しており、役所への申請や罠の修繕などが管理人の仕事のようだ。あと、かかってた時の止め刺しなんかも当然・・・

去年まではうちの弟がひとりで見てたのだが、それをふたりでやることになったのだ。

20151010_wana.JPG
そこで、設置してある場所を弟に案内してもらった。俺が実際に管理をするのは11月の猟期を迎えてからだが、事前に状況を見ておきたかったのだ。

去年、猟期の間に罠にかかった猪はたった2頭だけである。だから、猪の数もずいぶん減っているのかな?と思ったのだがとんでもない間違いだった。

どの罠の周りも、猪がミミズを掘り出した跡や足跡でいっぱいなのである。
いや、ホントに、罠の周りを掘りまくってるくせに、罠にだけは入っていないのだ。
単に「猪の方が一枚上手」というだけの話であった(^^;

あと、6基あるうちの 1基は「面倒を見てくれていた近所の人がいなくなって放置」、また別の 1基は「片方の扉を持ち上げるワイヤーが切れていて閉じたまま」になっている。

とりあえず、ワイヤーだけはすぐに直しておこう(ワイヤー直すだけなら俺がその罠を管理してることにはならんよね?俺が設置したわけじゃないから)

あと、あれほど罠の周りをうろうろしている猪がまったく獲れないというのも腹が立つので、ちょっと色々勉強しよう。
しばらく罠の扉を閉じておいて餌付けをすると良いとか言うよな・・・
完成した「錆び錆び一斗缶ロケットストーブ」で炊き込みご飯を炊いてみることにした。

【キノコと鶏肉の炊き込みご飯 4合】

米 4合
鶏肉 390g
えのき 1パック
舞茸 1パック
油揚げ 1枚
塩 小さじ 1杯
醤油・酒・みりん 各大さじ 4杯
砂糖 大さじ(山盛り) 1杯

これを、アルミ製の「26cm 2升用羽釜」で。

20151010_kama1.JPG

ロケットストーブに羽釜を載せて焚き口に新聞紙を詰め火を着ける。
焚き口は上から薪を入れるL曲を外して、余った直筒に付け替えた。飯炊きスペシャルだ(笑)
すぐに火口からゴーゴーと火が吹き出す。たかが新聞紙でこの勢い、すげえ(笑)

今回は、薪ストーブで使うことはない「廃材」を使ってみることにした。
こういう廃材は防腐剤とか染み込んでてよろしくない煙が出ることがあるので、ちゃんと煙突から排煙するとはいえ、室内のストーブでは使わない。
でも、こういう「廃材」もけっこうたまってて使いみちに困ってたんで、ロケットストーブの燃料につかえたらええよねえ。

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だいたい、このくらいの廃材を用意しといたんだけど、実際、使ったのはこの 1/2 くらい。
それで 4合の飯を炊ききれるんだから相当省エネやね。
日頃、焚き火ではそれだけ未燃焼ガスを無駄に捨ててしまってるということか。
ロケットストーブがあれば、北朝鮮の山もあんな禿山ばかりになることもなかったろうに(笑)

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ただ、火力の微調整は難しいので(いや、もちろん薪の量を調整してある程度コントロールは出来るんだけど)、ほぼ強火のまま炊き上げることに。
「はじめちょろちょろなかぱっぱ」という言葉もあるので、米を炊き上げる際の火加減については若干心配してたんだけど、結果的には「強火のまま」で問題無かった。
良い感じに炊けたよ。

まあ、最後に「焦げの匂いがしてきたらすぐに火から下ろす」んだけど、釜をつかむ皮の手袋を用意するのを忘れてて、焦げの香りがしてから台所に取りに戻って・・・みたいなことをしたので、タイムロスになってしまいちょっと「黒焦げ」が出来てしまった(^^;
それをのぞけば、なかなかの出来。

20151010_kama4.JPG

いや、味の方は、もう少しだけ濃いめの方がよかったかもしれないんだけど(鶏肉に別途味を付けて置いたほうがよかったかも。ちょっと量が多かったので)、炊きあがりはバッチリであった。
あんまり細かいことは気にせず炊いてもなんとかなるもんだな。

いやあ、ロケットストーブってかなり優秀な「かまど」ですな。
唐突に、野外調理用に「ロケットストーブ」というやつを作ってみることにした。

20151010_rocket1.JPG
ステンレス製の煙突は買ってくるしかないが、その周りを覆う筐体については家にあるものを利用することにした・・・のだが、錆び錆びの一斗缶しかなかった(^^;
ま、これはこれで味があるか(笑)

それに、一斗缶のいいところは、フタ付きのヤツを使えば断熱材にするパーライトを詰めやすいし、フタに五徳をつけたり、あとでフタを外してパーライトを抜けばメンテもしやすい。

煙突効果で強い火を作りたいだけなら一斗缶ひとつでもかまわないんだけど、やっぱちゃんと燃焼筒内での可燃性ガスの再燃焼効果を引き出すには、一斗缶二つを重ねたくらいの長さは必要なような。
よく、「小さなロケットストーブに挑戦!!」とかやってる人いるけど、あれ、単なる「薪ストーブ」じゃねえの?(笑)

20151010_rocket4.JPG
ということで、家にあった錆び錆びの一斗缶二つを縦につなぎ、ボルトで固定。ちなみに、適当に目で確認しながら作業したので、若干左に傾いた状態で接合してしまった(^^;
まあ、これはこれで味があるということで・・・(^^;

ロケットストーブの作り方はネット上に山程落ちてるので詳しく書かないけど、煙突効果で酸素を吸い込み薪をしっかり燃やすのに加え、断熱材で包まれ高熱になった筒の部分で、本来空気中に放出されてしまう薪から出た未燃焼の可燃性ガスを燃やし、同じ燃料(薪)でもより大きい燃焼パワーを得るのがロケットストーブなんやね。

断熱材は土壌改良材の「パーライト」を使用する。
これ、小さく砕かれた軽石みたいなもんなんだけど、沢山の隙間が出来てそれが断熱効果というか保温効果を生むわけやね。
だいたい 30kg 分を使用します・・・というか、満杯にするには少しだけ足りないんだけど、一袋 500円くらいするからなあ。取り敢えずちょっと足りないのは良しということで(^^;

つうか、結構金がかかるんだな、ロケットストーブ。
ステンレス製の煙突が良い値段すんだよね。

・ステンレス排気筒 直筒(150mmΦ×900mm) 2,695円
・ステンレス排気筒 エビ曲 1,399円
・ステンレス排気筒 L曲 2,155円

で、計 6,249円。
これに、パーライト 10kg が 513円。これが 3袋で 1,539円だから、本体だけで 7,788円か!!?

20151010_rocket5.JPG
錆び錆びの小汚い箱に見えて、このロケットストーブ、けっこうお金がかかってるのだ。

で、五徳も作成。L字金具をフタにボルトで縫い付けただけだけど(笑)

早速火を入れてみると・・・

これ、凄いね。
もちろん、焚き口でもそれなりに火は燃えてるんだけど、薪からの火はせいぜい10数cm伸びているだけ。なのに、火口からはゴーゴーと火が吹き出す。つまり、薪が燃えている火が火口まで伸びているわけではなく、燃焼筒内で燃えた可燃性ガスの火なんだね。
おお、これぞロケットストーブ!!(笑)

これなら「かまど」として色々な料理に使えそうやね。
このあいだのシルバーウィーク。

朝市の向いの山で親父が間伐したり、この間の台風で折れてしまった栗の木の枝とか、細々した木がたまってきたので、昼から部活が休みだった次男坊に手伝わせて薪にした。

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しかし、薪がたまらんのお。
この日も、結局 4日分・・・いや、3日分くらいの薪にしかならず(^^;
まあ、どっちみち今年の冬は使えない(乾燥が間に合わない)んだけど。

時計型薪ストーブを置いているコンテナハウスは、常時使うわけではないのでそんなに大量の薪が必要なわけではないんだけど、でも、寒い時の薪って思った以上に使うからなあ。
来年の冬に向けてもっともっと作っておかなきゃ。しっかり一年以上乾燥させないと。

この日曜日に枝打ちした檜の枝(薪に使えるような太さのヤツ)もあるので、今週末も薪作りに勤しまんといかんな。

木だけはなんぼでもあるから。
それを薪にする体力がないだけで(^^;
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家の横の島田川の堤防に桜が植えてあるんだけど、この間の台風 15号の強風でけっこう太い枝も折れてて、危ないし、見た目も悪いしでどうにかしたかったんだけど、微妙に脚立が無いと届かないところでついついほったらかしにしてた。

この日曜日に、ちょうどバッテリー式チェーンソーを積んで軽トラで通りかかったので、脚立代わりに荷台に載って切り落とすことにした・・・んだけど、電動チェンソーが軽くて使いやすいから切るのが楽しいのか、親父がさっさと荷台に乗って切ってくれた。

いやあ、これで一安心だわ。

わりと太い枝もあるので、乾かして燻製用のチップにするか。

とりあえず庭に積んだまま自然乾燥中。この週末にでも小さく切り分けて屋根のあるところに置いとかないとな。
半年ほど前に買った、充電式のチェンソー「ブラック&デッカー チェーンソー GKC1820L2」だが、薪用の木を数回切るのに使ったくらいで、「まーた、あんたは使いもせん無駄なもん買ってぇ!!」と嫁に怒られるの必至な状態であった(^^;

しかし、先週辺りから親父が檜の枝打ちをするのに使い始めて、やっと少しは役に立ってる感じである。

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高い木の上の枝を切るには、どうしても片手でチェンソーを扱わなくてはならず、エンジン式のチェンソーだと重くてやってられないのだ。

ちなみに、充電器とバッテリー 2個セットで 17,541円であった。
バッテリー単体で買うと 8千円くらいするので、かなりお得なセットではある。

さすがにエンジン式と比べるとパワーは弱いのだが、それこそ直径が 10cm近くある太い枝でも片手で切断できるので、十分実用的に使える一品だ。
「バッテリー式のチェンシーって実用的に使えるんかなあ?」と購入を躊躇している人がいるとしたら、「十分実用的に使えるよ」と教えてあげたい(笑)

一点文句を言うとしたら、チェンソーオイルがけっこう漏れてきてバッテリーがオイルまみれになるのだ。
ま、バッテリーを拭いてチェンソー本体や充電器に挿せば今のところ問題も発生してはいないのだが、なんか、オイル漏れが酷い気がする。ここだけは改善してほしいな。

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