未だかつて、「美味い尾道ラーメン」というのに出逢ったことがありません。
つーか、俺、醤油の味が前面に出てる汁物って駄目だし。(^^;
いや、醤油は好きなんだけど、醤油の味が前面にどどんと出てる味って、要は出汁が足りない下品な味って感じがするのよ。どうも料理として「低く」見ちゃうという・・・
つまり、単に尾道ラーメンと相性が悪いだけなんだな、俺。(^^;
と言いつつ、何故か先日は横川の味億で昼飯を取った。広島市内では、美味い尾道ラーメンを食わせると有名な店だ。
いやぁ、昔、俺が前の会社でサーバ運用を担当してた某地域ポータルサイトに参加されてて、俺らの作った FAX 広告機能もよく使ってもらってたので、いつかはお礼も兼ねて食べにいかなきゃ・・・と思いつつも、上記のように「尾道ラーメンにまったく食指が動かない」もんで、全然訪問してなかったのである。
で、650円のラーメンを注文。
出て来たラーメンを見て、やっぱ「ああ・・・」と絶句してしまった。
真っ黒い醤油スープである。
一口スープを口に含むと、少し香ばしい醤油の味が荒々しく口腔内を蹂躙する。こりゃ、あれだ、俺が若い頃、「出汁」の存在を知らず、ひたすら醤油で味を付けてたら大変なことになってしまったスープの味、あれだ。(^^;
ああ、つーか、これって正しく東京で食べる「立ち食いソバ」の味、そのものだ。あの、ひたすら醤油を注ぎ込んで味付けした、関西の人間からは「下品な味」として忌みされるあのスープである。
その真っ黒いスープに沈む麺。
この麺が、平打ちの広島では珍しい麺。これはなかなか美味い。
んが、この「醤油、醤油、また醤油!」のスープに咽せて、なかなか楽しめんなあ(^^;
つーことで、やっぱ俺には尾道ラーメンは合わないようだ。(^^;