ヘックスマップで、最短距離の経路を自動作成してみる[プログラミング]
(2014-12-19 19:01:26) by shinoda
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今回は、ヘックスマップ上のスタート地点とゴール地点を与えてやって、自動で最短距離の経路を取得する方法を考えてみよう。
↑こういうマップをテストで使う。
青い線が X 軸、オレンジの線が Y軸、緑の線が Z 軸で、この軸の値を X-Y-Z のように並べてヘックスIDとする。
経路を決める方法としては、
・全ての経路を算出して、その中から最短のものを採用する(あるいは、人に選択させる)
・最短の(あるいは任意の条件の)経路のみを算出する
という2パターンがあると思うが、全ての経路(あるいは任意の数の経路)を算出するのは大変なので、今回は最短経路を求めてみる。
で、最短経路をどうやって求めればいいかだが、とりあえず「目的地の方向へひたすら進む」という戦略を取ってみることにする。
上の画像のような形で X,Y,Z 軸を決めると、ある任意のヘックスから見た目的地の方向は下の図のようになる。
要は、一歩一歩(1ヘックス進む毎に)目的地の方向を調べその方向へ進むということを繰り返すのだ。単純かつ確実。
ちなみに、進める方向によって、元の X,Y,Z 軸の値に、下の表のように加減を行なう。
例えば、2-3-5 から 2-4-4 に移動するには右横に進めばいいので、2-3-5 の X 軸の値はそのままに、Y 軸の値に 1を足し、Z軸の値から 1を引けば 2-4-4 になるというわけ。
この間のエントリーに載せていた Perl スクリプトに、
# 経路選択
$i = 0;
for (;;) {
# 方向を見極める
$xd = $x2 - $x1; # X軸差
$yd = $y2 - $y1; # Y軸差
$zd = $z2 - $z1; # Z軸差
$i++;