<画像:20080810_1.jpg>うちのすぐ横を流れる島田川。源流にほど近いというのに、決してきれいな川ではありません。
だいたい、田舎の百姓ほど自然のありがたみを感じないというか、その価値に気づいていませんからね。百姓に取っては自然は敵ですからね。百姓で「自然と共存した物作りを」なんて言うのは相当なインテリです。ま、僕とか。:-P
なので、島田川も「養豚場の汚水は垂れ流すわ」「未だに護岸工事をバンバンやるわ」「川沿いの竹林は更地にしてしまうわ」容赦なく百姓たちに痛めつけられ疲弊してきました。ついこの間までうちの近くでもショベルカーがわっさわっさ川底を掘り起こし、泥水の流れる川と化してました。
30数年前。僕が小学校に上がるかどうかって頃はこの川で泳げてたのになあ。今でも、岩の上から川にダイブして遊んでいたことが楽しく思い出せます。
でも、まだまだこの川も死んではいません。
川の中にカメラを入れると、たくさんのハヤが泳ぎ回っているのが見えます。けっこうな魚影に驚いてしまいます。
でも、ハヤ(ウグイ)とドンコ(ドンポチとも呼んでたな)ばかり。僕たちが「アカマツ」と呼んでいたカワムツやギンブナの姿は皆無です。
魚影は濃いけど、決して昔のままの川ではないということですね。
僕たちの親やそのまた親の世代が無茶苦茶にしてしまった川。(田舎の者には田舎の者の言い分があるのは重々承知しているが)
僕たちの世代は、この川にとどめを刺してしまうのだろうか。それとも、再び泳げるきれいな川にすることが出来るんだろうか・・・