(大失態)猪を罠から逃がす[狩猟]
(2016-10-30 11:20:36) by shinoda


今日、氷室ヶ岳麓の田んぼの横に設置した害獣駆除用の罠(もちろん、きちんと設置許可を得た正式な罠)に親子の猪が入ったという連絡があったので、親父と二人で出動。
途中で近所のおいさんも加わって三人で駆除(まあ、殺しちゃうことです)をすることにした。

<画像:20161030_inoshishi.jpg>
俺は猟師だし駆除隊員でもあるし、親父たちも日頃猪に悩まされているわけで、猪を殺すことには躊躇は無い。躊躇するんだったら最初から罠しかけたり、猟に出たりはしないわけでね。
このエントリーで難しい話をする気はないけど、猟にはハンティングを楽しむというレジャー的な意味よりも「人と触れ合う獣の数を調整する(人間にとってというだけではなく、対象の獣にとってもなんだけど、これも自称「動物好き」な人とこのエントリーで議論をする気は無い)という意味の方が、特に日本国内の猟では強いわけで。
躊躇するどころか、ある種の責任感ももって事にあたっているわけ。

でも、やっぱり人間なので色々考えるところはあるわけですよ。
例えばこの親子の猪も殺しちゃうわけだけど、子猪の前で親猪の首にナイフ突き刺して殺しちゃうのはねえ・・・とか。首の動脈にナイフ突き刺された猪はシャワーのように血を撒き散らしながら暴れるからね。で、だんだん弱っていって最後に横たわるんだけど、それをずっと子猪に見せてるのもねえと思ったんですな(^^;

まあ、結果的にこれが良くなかった。やっぱ、そこは「仕事」として冷徹に行うべきだった。

猪の親子愛っていうのは強くて、子猪なんか、親の側を絶対離れないからね。
なもんで、子だけ小さい罠に追い込もうとしたんだけど全然入ってくれなくて、仕方ないんでもう諦めて小さい罠を仕舞おうとしたスキをついて親猪に逃げられてしまった・・・という。

はぁ・・・落ち込むわあ。猟師として。

<反省点>

あと、最初に「一度には殺せんのんじゃけえ、子猪は別の箱に移してから親を殺そうで」と言い出したのは俺なので、ほんま、馬鹿な同情をしてしまったと、これが一番の反省だなあ。どうせ殺してしまうんだから、一番成功率の高いやり方を選ぶべきだった。

それと、扉がスライド式ではない子罠を見た時、これじゃあ扉を親猪が通るくらい開けんといかんので危ないのお・・・と思ったのに、ついつい上記のような子猪への中途半端な同情心から作業を中止することが出来んかった。本来なら、あの罠を見た時に「これじゃあ無理じゃ」と親父に言うべきやった。

ああ、ほんま反省ばかりや。
同じ猟師仲間から笑われるのは覚悟の上で、記録として残しときます。

コメント(2)
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