周東町戦没者慰霊祭で山口護国神社へ[ただ、日常]
(2022-08-18 15:47:14) by shinoda
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8/15は日本の終戦記念日である。
俺の祖父も沖縄戦で亡くなっている。
俺自身は一度も沖縄に行ったことがないが、先日、会社の研修で沖縄にいる従姉妹姪が祖父の名前も刻まれた慰霊碑を参拝してくれたようだ。ありがたいことである。
今年から、周東町の遺族会の役員を務めさせていただくことになった。
もう10年以上前に亡くなった祖母は戦争で夫を失った遺族であったが、その孫の俺が遺族の子孫であることを意識することもそうはない。しかし、何年か前に遺族会の偉い人から「(遺族会は)国会議員に二度と戦争への道を歩ませないための(選挙での組織票という武器を持った)圧力団体という存在意義がある」と聞き「なるほど」と思った。
それに、まだまだ南方の島々には日本兵の遺骨が土に埋まり放置されている。
国の責任として、それはきちんと日本に連れて帰ってあげないと駄目だろう。それが「戦争をする」ということだ。戦って終わりではない。その監視機能としても遺族会は存続するべきだろう。
というわけで、今年の 5月下旬、山口護国神社で行う周東町戦没者慰霊祭に参加するために俺は職場で休みをもらい山口市へ入った。
通常の年であれば高森小学校屋内運動場を借りて「周東町戦没者追悼式」というのを執り行うのだが、今年はコロナのため、周東町内各地区の代表者等10数名で山口護国神社に出向き慰霊の式を行っていただいた。
高森、祖生、米川、川越などの各地域の水をペットボトルに入れお供えする。
宮司さんの祝詞を聞きながら目を閉じると、ふるさとの水を美味しそうに飲むカーキ色の軍服を着た英霊の姿が浮かんだ。俺の祖父も、暑い沖縄の地で祖生の冷たい井戸水を思い亡くなったのかもしれない。祖生に残してきた子供たちのことを思えば、その無念はどれほどのものだったか?想像もできない。
もう二度と日本が戦争の道を進むことがないように。
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