山口県教育長への公開質問状の答え[ただ、日常]
(2022-12-18 16:37:31) by shinoda
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2022/12/12を期限として、「高森みどり中学校の存続を求める会」は会長名で山口県教育委員会・繁吉健志教育長宛に公開質問状を提出しました。
期限より一日遅れで回答をもらいました。
・・・が、内容は今までの地域説明会などでの説明と同じく「具体的な数字などはまったく示さない」ぼんやりしたものでした。また、教育長宛の質問でしたが、回答は高校教育課の課長名でいただきました。下々の者に教育長自ら答えることは出来ぬ!ということなんですかね?
公開質問状として提出しておりますので、ここに質問と並べて回答を公開します。
1.第3期県立高校将来構想に中高一貫教育推進とありますが、高森みどり中学校の募集停止は推進に反するものと考えます。なぜ高森みどり中学校を残し推進するという判断ができなかったのか、理由をお聞かせください。
中学校段階の学校教育は、市町教育委員会が担うことが基本であると考えています。
こうした中、中高一貫教育は、県立高校の特色づくりとして推進しているものであり、岩国高校に設置を予定している併設型中学校については、2学級程度の入学定員を見込んでおり、今後の児童減少を踏まえると岩国市で2校分の定員の維持は困難であると考えています。
2.第3期県立高校将来構想では、県立中学校についての検討はほとんど行われていません。近隣の市立小中学校とのかかわり方など、検討すべきことは多く、もっと時間をかけて調査・検討する必要があるのは明白です。なぜ不十分な検討内容で高森みどり中学校の募集停止を急がれるのか、その理由をお聞かせください。
少子化が進行する中、本県においては、現在の小学校5年生以下の学年で、急激に児童数が減少することが見込まれています。このため、各市町においては、小学校の統廃合や小中一貫教育の導入など、対応が始まっています。
県教委としては、こうした状況も踏まえ、新しい時代に対応した学校づくりを積極的に進める必要があると考えています。
3.高森みどり中学校の募集停止が素案に載るまでに、どの時点で県行政・立法・司法等誰がどのような議論を行われ記載に至ったのか、経緯を時系列に沿って具体的にご説明願います。
「第3期県立高校将来構想」の策定にあたり、昨年度、県立高校将来構想検討協議会を設置し、その中で中高一貫教育校の設置を含めた県立学校の方向性について協議を行いました。
「県立高校再編整備計画前期実施計画」(素案)の内容については、県教委において、児童・生徒や保護者のニーズに対応した特色ある学校づくりについて検討した上で、本年の9月定例県議会文教警察委員会においてお示しし、御協議いただいたところです。
4.岩国高校に併設中学校を新設することは、地域の児童・生徒・保護者のニーズに応えたものであると地域説明会にて説明を受けましたが、具体的にどのような調査をされ、その結果をもとにどのような協議をされたのか説明願います。
本県では、かねてから小学校卒業時点や中学校卒業時点における子どもたちの県外流出を課題として捉えており、令和元年に教育庁、知事部局職員をメンバーとするワーキング・グループを立ち上げ、県外流出の実態調査を行ったところです。
そうした県外に進学する生徒の実態などを踏まえながら、民間シンクタンクによるアンケート結果などの客観的な分析をもとに、県立高校将来構想検討協議会等において、児童・生徒や保護者のニーズに対応した特色ある学校づくりの推進について協議したところです。
5.上記の調査において高森みどり中学校を募集停止にすべきという児童・生徒・保護者からの意見があったのであれば、その内容をお聞かせください。
4の調査やアンケートにおいては、お示しのような御意見はありません。