グレコのエクスプローラ、リック・ニールセンモデル[音楽]
(2025-04-28 00:23:48) by shinoda


< ページ移動: 1 2 >

今日は午前中、広島へ。

実は久しぶりに所有ギターの一本、グレコ製のエクスプローラーを引っ張り出してきたら、最初は音が出てたのに、ピックアップセレクターを動かしたら音が出なくなった。
元の位置に戻しても駄目。でも、しばらく引いてたらまた音が出るようになったけど、またセレクターを触ったら出なくなった。最終的にはどうやっても音は出なくなった。

裏蓋開けて確認してみたが、断線などはなさそう。

<画像:20250427_guitartop1.jpg>
ちゅうわけで、広島市中区土橋町にある「Guitar Top(ギタートップ)」というギターのリペアショップに持ち込んだのだ。

・・・が、単なる接点不良で、接点復活剤を吹いてもらったら復活した。ついでに、接点不良が起きづらくなるグリス?を吹いてもらって 1,100円也。
「もし、本当にスイッチが壊れていたら、部品と取り付け工賃で 1万円にはなります」とのことだったのでラッキーだった(^^;

ちなみにこのエクスプローラは「Greco Explorer Rick Nielsen Model」。チープ・トリックのギタリスト、リック・ニールセンのギターのコピーモデルである。1981年製、44年物。いわゆるジャパンビンテージってやつ。ネットで見てみたら、17万円以上で売れている例もあった。確か、定価は 1981年当時、80,000円だったので、倍以上の値段が付いているんだね。

でも、俺が持ってるリック・ニールセンモデルは売っても二束三文にしかなりそうにない。

このギターのオーナーは俺で三人目なんだけど、その前、二代目オーナーがこのギターに無茶苦茶しているのである。

最初のオーナー、二代目オーナーともに俺の地元の友達なんだけど、二代目オーナーがギター弾けないのに(でも、ハードロックとヘヴィーメタルが大好きだったので)このギターを初代オーナーから買ったらしい。しかし結局ギター演奏技術は習得できず(^^;、でも何故かバンドには所属し、高校の文化祭のライブに「ただ弾く真似をするだけ」のギターとして出たそうな。ゴールデンボンバーの先駆けか!(笑)

当然エアギターなので、例えばギターソロを弾いて声援を浴びるなんてこともなく、観客も、ただギターを弾く真似だけをする二代目オーナーを見て「あいつ、なんでステージに立ってるの?」みたいな空気にもなったんだろう(^^;。そこで二代目オーナー、自己アピールとウケを狙ってこのギターをステージでぶん投げたらしい。アホでしょ?(^^;;;

だからこのギターのバックにはバックル傷ではない傷がいっぱいついてる。しかもネックのジョイント部のニス(ラッカー?)にヒビが入っている。多分投げたときにネックにも負荷がかかったんだろう。ただし、表面のニスがひび割れただけで、ネックも、本体とのジョイント部分も、折れたり曲がったりということはない。不幸中の幸い(^^;

で、二代目オーナー、ホントにお調子者でアホなので、先輩から「そのエクスプローラ、音がいいので、俺のレスポール(安物のコピーモデル)のピックアップと交換してくれ」と言われて「いいっすよ!!」って応じやがったらしい(^^;;;アホ〜

おかげで、フロントには「音の粒のない、ジャージャー音が割れる(歪むのではない)、パワーも無い」クソのようなピックアップが付いている。

俺が手に入れたときは、交換したあとにちゃんと配線もされておらず、音は出ない状態だった。元々、「エアギター」メンバーなんでそれでよかったんだろう(^^;;;

<画像:20250427_guitartop2.jpg>
で、実際にボロボロになったギターを見て「このギターは俺が助けてやらないと」という気持ちに(マジで)なった俺が、「どうせ弾くフリだけするんだったら、こっちの方がええで」とキッスのポール・スタンレイが使っていたミラージュのコピーモデルとの交換を提案。

これが、(確かタキモトから数千円で買ったんだっけ?)合板にペンキ塗りのボディーでネックはネジ止め、チューニングもまともに合わないようなとんだ欠陥ギターだったんだけど、どうせ音は出さないし、ミラージュの方がエクスプローラより「ロックぽい」ので大喜びで交換に応じてくれた(笑)

< ページ移動: 1 2 >


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.8