2008年のモンドセレクションで金・銀・銅のトリプル賞を受賞したという山口地ビール。
モンドセレクションで金賞を取った地ビールはあったようだけど、金・銀・銅のトリプル賞というのは快挙のようだ。
先日、N君が土産にくれたので、今夜飲んでみた。
うーむ。普通に美味い。普通のビールの味だ。
いや、この、「普通のビール」というのがすごい。
「うちのビールはコクがあるんですよお」という話を地ビールではよく聞くが、それは単に洗練されてないだけの話なんだな。「コクがある」というのは、「嫌な雑味もそのまま残ってます」という意味の地ビールが実に多い。
そりゃそうなのだ。日本のビールメーカーが日本人好みのビールの味を得るまでに、どれだけの投資と、どれだけの時間をかけたことか。出来て数年から十数年の地ビールメーカーごときがその味を再現出来るわけがないのだ。
・・・けど、しっかりそういう味じゃないすか、山口地ビール。すごい!
ほんとに、僕は地ビールってあまり好きじゃないのよ。上に書いたように、単に不味いのを「個性」だとごまかす根性がいやだし、ほんとに中には不味いビールがあって、そんなリスクを負ってまで地ビールに手を出す必要も無いしね。日本には優秀なビールメーカーが4社(オリオン入れれば5社)もあるし。
でも、この山口地ビールは良いね。モンドセレクション・トリプル受賞は伊達じゃないわ。
ちなみに、今年73歳になる親父も気に入ったようで、うちの冷蔵庫がいっぱいだったので親父の家の冷蔵庫に入れてたら、いきなり二本無くなってた。(笑)
あとはヴァイツェンが二本に、スタウトが一本残ってる。楽しみぃ。