刀折れ矢尽きた我々は、隣でアジを釣り上げているサビキ釣りの老人と孫の横を、こそこそと恥ずかしそうに撤退するしかなかったのである。
そして、この時事故が起きた。
防波堤の途中で 20cmほどの段差があるところで俺が転倒。派手に転がりながら60〜70cm下のコンクリートの地面に叩き付けられたのであった(^^;
ロッドはすぐに手放したので無事。最後に両手、両膝を着いたので、ズボンの内側で
膝は血だらけだった。
防波堤の内側に転がったのでよかったけど、外側の海に落ちていたら岩で頭を打って死んでいたかも・・・
あまりに俺が派手に防波堤の上から地面に落下したため、アジを釣っていた少年が「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」とずっと声をかけてくれるのである。
しかしその時の俺には、そんな優しい少年の言葉も、「僕は釣れたけどおじさんはボウズで大丈夫ですか?」としか聞こえないのであった・・・
三蒲港よ、俺に派手に
恥辱を与えよったな!