長距離無線 LAN 接続の準備中[コンピュータ]
(2015-10-15 08:04:19) by shinoda


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お客さんから長距離無線 LAN 接続の相談を受けることが時々あるので、我が家と島田川を挟んで建つコンテナハウスを使って実験をしてみることにした。
直線距離で 2百メートルほどの距離を 無線 LAN で結んでしまおうというわけだ。

<画像:20151015_buffalo.JPG>
普通に売っている無線 LAN ルータでは厳しい距離なので、「BUFFALO 無線LANアクセスポイント WAPS-AG300H」で接続することにした。法人向けの管理者機能が付いたインテリジェンスなアクセスポイントで、けっこう高い。しかも、これ、LAN ケーブルから給電できる IEEE802.3af Power over Ethernet 準拠製品なので(PoE給電機器があれば AC 電源不要なので)AC アダプターは別売りで、これがまた数千円する(^^;
でも、安価なブロードバンドルータだと、長距離通信用の外付けアンテナが付けられないので仕方無い。

一般家庭用の無線 LAN ルータには小さなアンテナがついてるけど、あれでは数百メートルの通信は無理。
何本もアンテナがついてて、「ビル内、この1台で全部カバーしまっせ!」という製品もあるが、もちろんそんなヤツでも役には立たない。ハイパワーな外部アンテナを立てる必要があるのだ。

WAPS-AG300H から同軸ケーブルで接続する外部パネルアンテナは、BUFFALO 純正のアンテナ(例えば WLE-HG-DA 遠距離通信用指向性屋外アンテナ)は高いので、「Premiertek 2.4GHz 16dBi屋外用 無線LAN 指向性パネルアンテナ」を選択。
5.6GHz 帯の通信では使えないが、5.6GHz 帯を使った通信では後述する WDS という方法が使えないので、2.4GHz 帯が使えれば十分。これは WLE-HG-DA の半額くらいで買える。
あ、このアンテナをつなぐ同軸ケーブルも Premiertek のものが安いので購入。

この構成で1セット 3万円弱かかる。2セットいるから 6万円弱かかっちゃう。
まあ、別途インターネット接続の契約とかがいらないから、数ヶ月から1年でペイするけど、やっぱ一般家庭での導入はちょっと厳しいかな。
相談を受けているところは商店なので(道を挟んだ店舗と自宅間を無線 LAN で結びたい等)導入可能だけど。

このアクセスポイント間の接続は Wireless Distribution System(WDS) 接続なので設定は超簡単。
設定画面で WDS を有効にするだけ。WDS は MAC アドレスで接続するからネットワーク設定もほとんど不要。一応、セキュリティ対策として、相手の MAC アドレスを登録してフィルタリング設定はするけど。

自宅で接続までテストしてみたけど、あまりにあっけなくつながったので笑ってしまった。

で、この週末に実際に自宅〜コンテナハウス間 200メートルの接続に挑戦してみようと思う。結果は乞うご期待で。

<追記>

なんか、このページが割合人気のようなので(^^;、一応、関連ページへのリンクを貼っておきますね。
ちなみに、この「突然実用外な通信速度になっちゃう」問題は最近は発生してないです。
(まあ、コンテナハウスで PC 操作をすることがそんなに頻繁じゃないんですが、時々娘が延々と YouTube で動画見てたり、俺がソフトウェアのダウンロードをしたりしてますけど、確かに動画は途中でしばらく止まっちゃうようなことはありますが、まあ、実用的に使えてます) 2017/02/22現在

長距離無線 LAN 接続計画(つづき)

長距離無線LAN接続計画(一旦成功)

長距離無線LAN接続計画(いつの間にやら使い物にならなくなってた(^^;)

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