昨日は、ソフトボールの打ち上げが終わった後、正午過ぎに家に帰るとまだ嫁さんが買い物から帰ってきてなくて、俺が家の鍵を持って出るのを忘れたため家にも入れず(^^;、仕方無いので、ちょっくら近場でも走るか・・・と、オートバイで上関に向かいました。
そう、原発問題で揺れる、あの上関町です。
が、国道188号線を西に走ってる途中、山の上で回る風車の姿を見て行き先変更。風力発電用の風車が立つ、平生町の大星山に向かったのでありました。
ここ最近、188号を柳井方面に走ってると、やたらこの風車が眼に入って。昔からあったっけ?と思ってググったら平成16年に出来たという話。
しかし、気になり始めたのは今年からだが・・・と思ったら、平成16年に立てられたのは 1基だけで、今年になって 6基加えられたということのよう。なるほど、それで今年から気になるようになったんだ。
行き方は簡単で、国道188号線から、途中で上関方面に向かう県道165号線に入って、後は「風車」とか「大星山展望台」とかの看板見つけて走っていくだけ。道をまったく知らん俺でもたどり着けたから心配ありません。
しかし、風力発電の風車というのは近くに行って見上げると迫力あるねえ。
マジで、神々しさすら感じるようだったよ。
全高約100m。羽の直径が約 70m。それが、ゆっくりと秒間十数回の回転を見せる。風車が大型化することで、回転数が少なくてすみ、騒音などの問題も解決しているそうだ。
実際、側まで行ってみても、低い「ぐおん、ぐおん」という音がタワーの中から聞こえるものの、少し離れたら全然気にならないレベル。
風力発電の風車に関する問題点も色々あるようだが、化石燃料、原子力、ダムによる水力発電なんかが自然に与えるインパクトに比べれば、冷静に考えて、風力発電のそれが小さいことは容易に理解出来る。
愛鳥家の人なんかは、渡り鳥のことを考えれば納得できないかもしれないが(渡り鳥のコースに風車を立てると、モーションスミア現象に"弱い"鳥はまったく羽が見えなくなって突っ込んでしまうそうだ)、ダム建設による影響なんかと比較すれば、それは些細なことだ。原子力発電所が垂れ流す温排水による海への影響と比較してもね。(相対的な意味で「些細」と言っていることは理解してね)
だから、俺は風力発電は積極的に推進していくべきだと思う。
ここに立っている風車は、1基で 1500kW の定格出力があるそうだ。単純に計算すると、年間 13,140,000kWhということになるが、風車の稼働率は 20~25% らしいので、20% で考えれば、年間 2,628,000kWh の発電量となる。一般家庭の平均的な消費電力量が年間 3,600kWh だから、風車 1基で 730世帯をカバーしてるわけだ。単純計算なので、もちろんもっと少ないわけだが、目安としてね。
つーことは、大星山の 7基の風車で 5,110世帯。平生町の世帯数はわからないんだけど、同規模の旧周東町の世帯数が 6,036世帯(平成21年4月)なので同じくらいだとすれば、全世帯の 80% 以上を風力でまかなっているといことだ。いや、昼と夜で全然消費電力は違うわけだから、話半分で考えても、40% くらいをまかなっているとことになる。
これはすげえでかいよね。
多分、平生町は、隣の町(上関町)に原子力発電所建設をすすめる中国電力と喧嘩して、送電上の嫌がらせをうけても屈することのない体力を付けたかったんじゃないかとすら思えるな。いいぞ、いいぞ!
俺が電力会社に対してむかつくのは、中国電力などが「化石燃料や原子力に比べて発電効率が悪い」等と理由をつけて、風力を始めとするクリーンエネルギーの開発に消極的なことである。
そりゃ、外国から無理矢理ウランなどの原子力燃料を売りつけられている国からの圧力や、重電メーカーとの関係、社内研究者たちの原子力への宗教的崇拝等、色々な理由はあるんだろうけど、もう少し未来のことを真面目に考えようやあ・・・と思う。
風力発電がローインパクトだという話になると、必ず反対者は「風車作ったりする過程で必ず CO2 は発生する」とか言い出すでしょ。他の発電方法で、「その部材を作る過程の CO2 発生」に言及することはほとんど無いくせに。
つまり、「過程の話」が出てくるということは、それだけ風力発電そのものの問題が少ないということの証明にもなってるわけ。
ほんま、平生町には頑張ってほしい!そして、岩国も少しは研究しろよ、風力発電。
いや、ほんとにね、大型風車がゆっくりと回る景色を見ていると、色々考える契機になりますよ。
ぜひ、大型風車を近くで見たことのない人は、平生町の大星山に行くべし!
以上、総走行距離 74km のご近所ツーリングでした。
そう、原発問題で揺れる、あの上関町です。
が、国道188号線を西に走ってる途中、山の上で回る風車の姿を見て行き先変更。風力発電用の風車が立つ、平生町の大星山に向かったのでありました。
ここ最近、188号を柳井方面に走ってると、やたらこの風車が眼に入って。昔からあったっけ?と思ってググったら平成16年に出来たという話。
しかし、気になり始めたのは今年からだが・・・と思ったら、平成16年に立てられたのは 1基だけで、今年になって 6基加えられたということのよう。なるほど、それで今年から気になるようになったんだ。
行き方は簡単で、国道188号線から、途中で上関方面に向かう県道165号線に入って、後は「風車」とか「大星山展望台」とかの看板見つけて走っていくだけ。道をまったく知らん俺でもたどり着けたから心配ありません。
しかし、風力発電の風車というのは近くに行って見上げると迫力あるねえ。
マジで、神々しさすら感じるようだったよ。
全高約100m。羽の直径が約 70m。それが、ゆっくりと秒間十数回の回転を見せる。風車が大型化することで、回転数が少なくてすみ、騒音などの問題も解決しているそうだ。
実際、側まで行ってみても、低い「ぐおん、ぐおん」という音がタワーの中から聞こえるものの、少し離れたら全然気にならないレベル。
風力発電の風車に関する問題点も色々あるようだが、化石燃料、原子力、ダムによる水力発電なんかが自然に与えるインパクトに比べれば、冷静に考えて、風力発電のそれが小さいことは容易に理解出来る。
愛鳥家の人なんかは、渡り鳥のことを考えれば納得できないかもしれないが(渡り鳥のコースに風車を立てると、モーションスミア現象に"弱い"鳥はまったく羽が見えなくなって突っ込んでしまうそうだ)、ダム建設による影響なんかと比較すれば、それは些細なことだ。原子力発電所が垂れ流す温排水による海への影響と比較してもね。(相対的な意味で「些細」と言っていることは理解してね)
だから、俺は風力発電は積極的に推進していくべきだと思う。
ここに立っている風車は、1基で 1500kW の定格出力があるそうだ。単純に計算すると、年間 13,140,000kWhということになるが、風車の稼働率は 20~25% らしいので、20% で考えれば、年間 2,628,000kWh の発電量となる。一般家庭の平均的な消費電力量が年間 3,600kWh だから、風車 1基で 730世帯をカバーしてるわけだ。単純計算なので、もちろんもっと少ないわけだが、目安としてね。
つーことは、大星山の 7基の風車で 5,110世帯。平生町の世帯数はわからないんだけど、同規模の旧周東町の世帯数が 6,036世帯(平成21年4月)なので同じくらいだとすれば、全世帯の 80% 以上を風力でまかなっているといことだ。いや、昼と夜で全然消費電力は違うわけだから、話半分で考えても、40% くらいをまかなっているとことになる。
これはすげえでかいよね。
多分、平生町は、隣の町(上関町)に原子力発電所建設をすすめる中国電力と喧嘩して、送電上の嫌がらせをうけても屈することのない体力を付けたかったんじゃないかとすら思えるな。いいぞ、いいぞ!
俺が電力会社に対してむかつくのは、中国電力などが「化石燃料や原子力に比べて発電効率が悪い」等と理由をつけて、風力を始めとするクリーンエネルギーの開発に消極的なことである。
そりゃ、外国から無理矢理ウランなどの原子力燃料を売りつけられている国からの圧力や、重電メーカーとの関係、社内研究者たちの原子力への宗教的崇拝等、色々な理由はあるんだろうけど、もう少し未来のことを真面目に考えようやあ・・・と思う。
風力発電がローインパクトだという話になると、必ず反対者は「風車作ったりする過程で必ず CO2 は発生する」とか言い出すでしょ。他の発電方法で、「その部材を作る過程の CO2 発生」に言及することはほとんど無いくせに。
つまり、「過程の話」が出てくるということは、それだけ風力発電そのものの問題が少ないということの証明にもなってるわけ。
ほんま、平生町には頑張ってほしい!そして、岩国も少しは研究しろよ、風力発電。
いや、ほんとにね、大型風車がゆっくりと回る景色を見ていると、色々考える契機になりますよ。
ぜひ、大型風車を近くで見たことのない人は、平生町の大星山に行くべし!
以上、総走行距離 74km のご近所ツーリングでした。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○