多分、元旦に高照寺山へ登るのは、20数年ぶりじゃないかと・・・
最後に歩いて登ったのは、確か中学三年の時。卒業記念に高照寺山の頂で鍋をやろうというよく分からない企画を立て、友達4、5人と山頂で火をおこしているところを通信設備を管理してる職員さんに「こら!ここは火気厳禁じゃ!」と怒られた事件以来だ。(高照寺山の頂には宿直者のいる通信設備があった)
息子たちが小学生のうちに、一度くらいは(鍛錬のために(笑))登らせようと思ってたんだよね、昔から。あの寒くて暗い山道を。
ということで、いやがる長男、次男を無理矢理同行させ、高照寺山元旦登山と相成ったわけである。
何せ、数十年ぶりなので、山頂まで歩いてどのくらいかかるかもわからん。(^^;
が、登山口のバス亭のところに、5:30 集合って横断幕がかかっていたので、まあ、そのくらいの時間に出発すればいいんだろうなあ・・・と。でも、ヘタレの次男坊がいるので、少し早めに出た方がいいだろうな・・・と、結局、5:20 に登山口を出発した。
俺が子供の頃はけっこう登る人が多くて、小学生の半数は登ってたもんだが(それも子供たちだけで)、最近はめっきり廃れてしまっているようで、途中、全然人に会わない。
時々、車で登っていく人はいるのだが、歩いている人に全然出逢わないので、息子たちがブー垂れること。(^^;「誰も歩いて登ってる人なんかおらんじゃん!」と。
が、途中、やっと息子と同じ小学校に通うT君親子に遭遇。次男坊の一学年下、小学一年生の男の子だが、次男坊よりよっぽど動きが良くて、結局俺たちを軽々と追い抜き姿が見えなくなってしまった。(^^;
抜かれる時に聞いた話では、平前の自宅から歩いてきたって話。じゃ、その時点で俺らより 1km 以上余分に歩いてるってことだ。元気だなぁ・・・うちの次男坊も見習ってほしい。(--;
高照寺山は山頂まで全面舗装されているので足下は良い。
が、歩き始めて 3km を過ぎる頃。標高 400m 辺りから所々路面が凍結している。
標高 470m地点。通津分かれのところを左に折れて山頂に向かう道は、ほとんどが凍結という状況だ。やっぱ、たかだか645mの山(iPhone の GPS では標高 660m と表示)だと言っても、下界とは全然環境が違う。風も、耳がちぎれそうなくらい冷たくするどいものに変わってきた。
で、出発から 1時間40分で頂上到着。
けっこう長時間歩いたような気がしてたが、そんなもんなのか。まあ、日の出が 7:17 の予定なので、反対に 5:30 に出発ならそのくらいで到着せんと初日の出は見れないってことだもんな。
山頂には約 50人の人たち。
思ってたよりは居るが、俺らの子供の頃の賑やかさに比べると随分と寂しい。
しかし、山頂、ムチャクチャ寒いっす。最近下界では経験したことが無いような冷たい風がびゅーびゅー吹いてまんがな。
しかも、日の出予定時間になっても、黒い雲が空を覆い、全然太陽が出てこんし。(^^;
しばらく待ったのだが、雲が逃げていく感じが全然しなかったので撤退決定。(^^;
登る時は(「帰ろう」「疲れた」を連発する次男坊と違い)文句を言わずに着いてきた長男坊も、さすがの山頂の「冷たさ」に(既に、「寒さ」の域を超えている(^^;)ギブアップ。「帰ろう、帰ろう」を連発するし。(^^;
結局、下山している途中の 7:40頃。稜線の上に太陽が昇ってきたので息子たちと一緒に手を合わせた。
俺は家族の健康を願ったが、息子たちは何を願ったのだろう。
「来年は馬鹿な親父が、思いつきで高照寺山に登ろうとか言い出しませんように!」じゃないやろうなあ?(^^;
しかし、下りはキツイ。一気に膝とふくらはぎが痛くなってしまった。(^^;
さてさて、ところで、本当に高照寺山登山って寂しくなったねえ。
以前は山頂近くで末元の自治会の人たちが「ぜんざい」を振る舞っていたがそれも無し。
あれ、寒い中震えながら登ってきて、ほっと一息着ける瞬間だったんだよなあ。
やはり、過疎化で人が減って、そういう活動がなかなか難しくなっているようである。
新年早々、俺が高照寺山登山で出来ることって何だ!?とか考えちゃったよ。(^^;
もしかしたら、来年は山の上でぜんざい作ってる俺の姿があるかもね。(笑)
電気ウナギ的○○
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