この土曜日は、午後からぶらりと近場をツーリングした。
いや、ほんとに、たまにエンジンかけとかないと腐っちゃうからね。GPz1000RX、25年も前のオートバイなので。(^^;
最初は平生の大星山でのんびり風車でも見ようかと思ってたのだが、平生町に入ってから急遽「最近話題の」上関まで足を伸ばそうと思いつき、県道23号に入ってそのままひたすら上関町へ向かった。
上関、何年ぶりだ?
平生までは子供の野球の大会が平生町スポーツセンターのグランドで行われたりするんでたまに行くが、上関となると・・・
もしかすると、16,7年前に妹夫婦が新しい(当時、もっとも小型の)ビデオカメラを買ったので、「試し撮りさせろ」と言って、ちょうど帰郷していた高校時代の友人と一緒に「チャイナ電力と目立電気の真実」という「原発問題パロディドキュメント」を撮りに行って以来ではないか(笑)
で、オートバイを走らせていると見覚えのある建物が!
中国電力の「原発建設準備室」みたいな看板の建物。これ、以前は中国電力社員寮だったはず。
ここの敷地の前で、マイクを持った友人が「ここで、原発建設のための色々な秘密会議が行われています」とか喋って、家に帰ってそのシーンを見ながら「ただの社員寮じゃっつうの!」と自分たちでツッコミを入れて笑っていたのだが、いつの間にか本当にそういう会議の行われる建物になったらしい。俺ら予言者か!(笑)
まあ、そんな懐かしい思いを胸に浮かべながら久しぶりに上関を走ったのだが・・・
いやぁ・・・ほんまに、この町には何も無いね。
いや、美しい海はあるんだけど、それをどうにか生かそうとした形跡も何もない。そういう意味で本当に何もない町だ。
若者がいない・・・というのも理由だろうけど、まったく町に生気を感じない。ゴーストタウンを走っているような気分になる。
確かに、この町には「原発を呼ぶ」以外に生き残る道は無いのかもしれない。
ただ、それは住民の怠慢によるものだ・・・と、この町を走ってみるとそんな気分になるのだ。
何かやったか?町を活気づけるために知恵を出し、そして動いたのか?
俺にはそういう形跡がまるで見えないがな。住民はすでに治療不可なほどの「依存症」に陥っているのではないか?誰か(中国電力や国)が何とかしてくれるだろうという。
本当に、オートバイで走っても全然楽しくない町だ。
いや、海沿いの道を飛ばすのは楽しいのだが、ちょっとオートバイを止めて見てみよう、感じてみようと思わされるものが何もない。
ただただ、皆が「原発が出来たら手に入るかもしれない棚ぼたの金」を何もせずに待っているだけの町なのだろう。
総走行距離 125km
電気ウナギ的○○
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