仕事が無くて暇なはずだったのだが、なにせ我社は 6月が決算月なので、税理士さんに渡す資料の作成とか、そういうお金にならない作業でバタバタしているのである。
なので、先週の土曜日も朝から十日市の事務所へ。
子供たちの野球の送り迎えは嫁さんに任せた。
朝飯を食ってる暇もなく家を出たので、西広島駅から自転車こいで十日市に向かっていると猛烈に腹が減ってきて、こりゃたまらんと西十日市の「なか卯 広島西十日市店」に飛び込んだのである。
通勤コースにあり、事務所からも 5分も歩けば行ける場所にあるのだが、なにせ十日市界隈のメシ屋の充実ぶりに翻弄(?)され、なかなか「なか卯」に足が向くことはなかったのである。
が、時刻は朝の 8時30分頃。
こういう時は、24時間営業のなか卯がありがたい。メシ屋はほとんど開いてないからな。なか卯様様だ。
で、久しぶりのなか卯で注文したのは「和風牛丼(並)+小うどん はいから」セット。430円なり。
朝定食ではなく、朝からガッツり牛丼を食うのがデブの生き様じゃけんね。
まあ、つーても、うどんは「小うどん」だし、なか卯の牛丼(並)ってちょっと少なめだし、そんなにきついデブ向けメニューじゃないんだけどね。
んが、他のお客さんはいかにも単身赴任中の初老のおっさんばかり。皆朝定食を食ってて、牛丼食ってるのは俺だけだよ。(笑)
そこに、更にショッキングな事件が起きたのである。
俺がそろそろ食い終わる頃、なか卯に一人の客が入ってきた。体重は軽く120~130kgを突破してそうな、本物のデブである。服も全て「大きい服専門店」でしか手に入らないような巨大なものである。
俺もデブだが、ちゅうても、まあ、「中年太り」、あるいは「ストレス太り」といったレベルの「昔は痩せてたのにね」というタイプのデブである。
俺の中では、俺のような「擬似デブ」と、小学生の時に既に体重が 60~70kgくらいはありましたよっていう「本物のデブ」とは似て非なるもの。俺なんかはまだ引き返せるところにいるデブ・・・と思ってきたのだ。
しかし、このデブ客、さらっとメニューを見て注文したのが、「和風牛丼(並)+小うどん はいから」セットである。俺と一緒だ。うどんを「冷やしではなく暖かいので」と注文するところまで一緒である。
・・・ショック。
ああ、俺はもう「本物」と同じものを注文する段階まで来ていたのだ。
俺ももう引き返せないところまで来ているのかもしれない。
レジで店員を待っている間、淋しげに俯いて自分の腹を揉む俺であった。
電気ウナギ的○○
About Backコメント(0)
電気ウナギ的○○