つーか、Windows そのもの、Microsoft の考え方そのものが糞というか・・・
Windows XP から Windows 7 に PC を入れ替えるお客さんがいて、そのためメールデータを Outlook Express から Outlook 2010 に移行しないといけない。
元々 Microsoft 製品というのは移行が面倒くさい作りになっている。
いかにも馬鹿な技術者が考えそうな「出来るだけブラックボックスにしておきたい」という思想に凝り固まっているためか、PC の買い換えや上位バージョンへのアップグレードで同じソフト間のデータ移行の場合でさえ、メニューからのエクスポート/インポート操作だけで終わらせることは出来ない。
ま、ユーザーのことをまったく考えてないのだ。
そんな Microsoft が、今回 Windows 7 に移行するユーザ向けにデータ転送ツールを用意しているというから驚いた。
このツールを使えば、Outlook Express(OE)から Outlook 2010(O2010)にメールデータが移行出来るという。Microsoft にしては気の利いたことをするな(笑)
まあ、本来なら同じ系統にあるソフトへのデータ移行なんだから、OE でエクスポート、O2010 でインポートすれば簡単に移行出来るようすべきだと思うが。ま、馬鹿は馬鹿なりに頑張ったと褒めてやろう。
・・・と思ったのが間違いだった。
使えねぇ~。やっぱ、Microsoft はしょせん Microsoft だ(^^;
OE で複数のユーザが登録されているとそのうちの1ユーザのデータしか移行出来ないのだ。
OE は、1台の PC(というか、1つのログインID)を複数ユーザで使うことを考えて、複数の「ユーザ」というのを持てる。まあ、そもそも、その辺の思想からして変なんだが、そのことには今回は言及しない。
例えば、
Aユーザ・・・yamada@exsample.com, yamada_tarou@exsample.co.jp
Bユーザ・・・tanaka_jirou@exsample.co.jp
Cユーザ・・・suzuki_saburou@exsample.co.jp, honbu@exsample.co.jp
のような感じで、山田さんが OE を使う時はAユーザを選択。田中さんはBユーザを選択。鈴木さんはCユーザを・・・という使い方をする。
各ユーザは、他人のメール等は見れなくなっているわけだ。(もちろん、各ユーザにパスワードを設定してなければ、他人のユーザで OE を使うことも可能)
で、常識的に考えて、Microsoft が提供している移行用のツールを使えば、このA、B、Cのユーザのデータ全てが移行出来るものと思うじゃん。
違うのだ・・・
なんと、Windows 転送ツールは「Aユーザのデータしか移行しない」のでありませり。
はぁ~?だよな。
転送ツールで「どのユーザ(あるいは全てのユーザ)を移行する」なんて選択を行う箇所はないし、転送先でデータを展開する時にもそんな機能はない。つまり、どのデータを移行するかはツールまかせなのだが、このツールは、取りあえず一番最初に作ったユーザのデータしか移行しないようだ。
はぁ~?だよな。(あ、同じこと二回言っちゃった)
今回のお客さんは、A,Bのユーザはもう退職した社員のものなので移行の必要は無し。
必要なのはCユーザのものなのに、Aユーザのデータしか移行出来ないのである。とほほ。
A,Bユーザを削除してしまえば良いような気もするが、残念ながら、A,Bユーザのパスワードがわからないので、ユーザを消すことも出来ない。
使えない・・・
つーか、自分とこのメールソフトでしょ?Outlook Express は。
自分らが「別々のアカウントを持った複数のユーザで一つのメールソフトを使い回す」という変な仕様を作ったんでしょうが?>Microsoft。
なのに、その仕様を無視したこの移行ツールの作りって何なん?
馬鹿なん?阿呆なん?ユーザに嫌がらせしたいん?そうなん?
まったく、Microsoft というのはどこまですっとぼけた会社なのか・・・
技術的面でも、営業的な面でも、会社の能力を疑わざるを得ないな。(Microsoft 党よ、何とか言うてみいやぁ、ごらあ)
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○