二軒目は「大阪屋」に行きたかったんだけど、チラっと覗くと一杯だったので、そのままフラフラと「岩国一」へ。
昔はよく行ってたけど、実に久しぶり。
N◎君が東京に住んでた頃は、帰省の度に一緒に「岩国一」か「花の坊」へ行ってたんだけど、俺が岩国一のオヤジの蘊蓄を鬱陶しがり、N◎君が花の坊のオヤジの蘊蓄を鬱陶しがるんで(笑)、結局最近はこの二店にはなかなか行かなくなっていた。
岩国一って、多分、岩国でも有数の焼酎品揃えの良い店だと思うけど、店のオヤジやオバさんが飲み方にうるさいんだよね(^^;
客の好きにさせろって言うの、ホント。
特に、東京でずっと酒関係の本の編集に携わっていたN◎は酒の飲み方もフリーダムだからな(笑)
よく、焼酎の香りを楽しむためにお湯割りにするけど、実はそれ以上にソーダ水で1:1とかで割ると香りがよく分かるんだよね。だから、俺にある焼酎の説明してくれるためにN◎が岩国一のオヤジに「これ、ちょっとソーダで割ってもらえますか」と頼んだら、「うちはそういう飲ませ方は出来ない」とか言われちゃって(^^;
思えばそれ以来、行ってなかったなあ・・・
まあ、何だかんだ毎回N◎君の飲み方で店とバトルがあるんだけど、昨夜も「寒いんで、この雁木を熱燗にして」って頼んだら、オバさんが「え?」と露骨に嫌な顔をして(^^;
以前、別の酒でも熱燗にしてもらおうとしたら「あのね、良いお酒は冷やで飲まないと駄目よ」と、このオバさんに注意されたことあったな、N◎(笑)
だって、精米歩合 60%で、良い米の香りのする酒だよ、雁木純米無濾過って。
熱燗にしても全然問題ないじゃん。しっかり米の香りのする酒は、熱燗にしても美味いよ。冷やで飲むのとかわりゃしないっつうの。つーか、米の香りはそっちの方が楽しめるかもな。
嫌そうにオーダー通してたけど、その後、明らかにレンジでチンしたやろって速さで、舌を火傷しそうなくらい燗の付きすぎた雁木登場。
「バトルや・・・N◎ vs 岩国一のバトルや・・・」と俺は大爆笑だったけどね。
俺は、「山ねこ」のお湯割りを頼んだんだけど、現在品切れ中ということで、味の似ている「ひとり歩き」が美味しいからと言われてそれをチョイス。
実際、これはなかなか美味かった。岩国一の焼酎に関する目利きというか、焼酎に関するオヤジの知識はやっぱ相当高い。岩国一かもね(笑)
まあ、何だかんだ言っても、いつも美味い焼酎を飲ませてもらえるので、来ちゃうんだよなあ・・・(^^;
ところで、料理の方は相変わらず今ひとつだなあ(^^;
ホワイトボードに書かれてた、本日のお奨めの「馬刺し霜降り」「鰹のたたき」「しめ鯖」や、「まぐろ串」なんかはそこそこ美味かったんだけど、冷蔵庫に並んでた酢の物やホタルイカの酢漬けはけっこう駄目駄目だった。
特に酢の物のレンコンや人参。下ごしらえせず切ったまま酢に漬け込んだやろう(^^;
えぐくて食えたもんじゃないわ。
結局、この日は「年明けの初営業なので」と早めに店を閉めることは聞いていたんだけど、ラストオーダーと聞いていた夜 9時過ぎには、凄い勢いでオバさんがテーブルを片付け始め、俺がまだ2杯目の万年星ロックを飲んでるのに、俺のグラス以外は全て撤去・・・
N◎君と顔を見合わせ苦笑いであった(^^;
まあ、こんな具合に、店を出た直後は「もう、二度とここに来ることもないだろう」と思うんだけど、美味い焼酎が飲みたくなると、ついつい足を向けてしまうのである。
もう少し、俺たちも意思を強くもたないとな(笑)
電気ウナギ的○○
About Backコメント(0)
電気ウナギ的○○