先日、仕入れ先に注文書を届けた帰りに、広島県立美術館に寄って「ピース・ミーツ・アート!」展を覧た。
これは広島市内の三つの美術館が「平和」「希望」という共通のテーマで同時に展覧会を行うという初めての試み、「アート・アーチ・ひろしま2013」の一環である。
ちょうど俺の仕事が忙しい時期と重なってしまい、なかなか行く機会がなかったのだが、やっと県立美術館だけは足を運ぶことが出来た。
俺的には、実は「ひろしま美術館だけでも行きたい」と思ってたんだが、結局ひろしま美術館には行けず。あそこがイサム・ノグチの作品、一番多く展示してたんだよねえ。
しかし、県立美術館にもあの有名な岡本太郎氏の「明日の神話」が展示されていた。
凄い・・・
こういう有名作品を今更凄いだなんだと評価する文を書いても、「そういうメジャーな作品ばかり有り難がりやがって、この素人が!」みたいなひねくれた考えしか持てない馬鹿のいい攻撃対象になるだけだから、まあ、詳細についてあれこれ書くのはやめときますが、名作と呼ばれるものには、やはり名作と呼ばれる所以がある。
俺は30分くらい独りで「明日の神話」の前に座ってたよ。
写真やTV越しにはわからない筆遣いから伝わってくる岡本太郎氏の思いに圧倒されたね。
うん、取りあえずコレ見れただけでも良いか・・・って。
仕事中に寄ったのでなかったら、もっと長いこと座ってた気がする。仕事の途中で寄ってよかった(笑)
あと、平山郁夫氏の「広島生変図」「平和の祈り-サラエボ戦跡」等もよかったなあ。
平山氏に関しても、美術界の権威の象徴みたいに快く思っていない人も大勢いる気がする。
でも、やっぱ評価されているのには、それだけの意味があるんだよね。
「広島生変図」なんかも、ちゃんと作品と対峙すれば、その迫力や込められた思いに圧倒されるよ。
足早に作品の横を通り過ぎながら「へ、お偉いジジィが書いた作品なんて糞だよ」なんて言ってたらわかんないだろうな。いつまで経っても「名前だけで売れてる作品なんだろ」って誤った認識から抜け出すことは出来ない。
ちゃんと実物と対峙してから、それからちゃんと評価しなさいよ。
というわけで、本当に久しぶりの美術館。しっかり眼の保養をして脳をリセットすることが出来た。
忙しい時こそ、無理矢理にでも時間を作って美術館に行くべきだな。
電気ウナギ的○○
About Backコメント(0)
電気ウナギ的○○