広島の人にとっては「ちから」は大切な店だろう。
「広島のソウルフードは?」という問いに「ちからのうどん」と答える人も多い。
だから、俺みたいに広島で商売している人間はあんまりブログで「ちから」批判はできないんだけど(^^;、正直言って俺ら余所者は「ちから」を大して評価していない。
「良くもなく、悪くもない」単なるうどん屋チェーンという感覚だ。
いや、「ちから」のうどんは美味い。美味いけど、「チェーン店のうどんがこの値段?チェーン店のくせに努力が足りねえんじゃねえの?」と、俺ら余所者にとっては「高い店」の印象があるのだ。
以前、同じ玖珂郡出身の「周りに『ちから』しか無かったら仕方なく入る」と言い切る偉い人と話をしたのだが、共通認識として「各メニューは、50~100円値下げをするべきである。それで初めて『この値段でこの味って凄くない?』と余所者にも評価されるようになるだろう」であった。
そして、俺もその人も最後に「まあ、美味いんだけどねえ」と溜息をつくのである(^^;
いや、美味いんだけど、チェーン店であの値段なら美味くて当たり前。だからまったく感動が無いのである。
だから、今日、「ちから」で中華そばを食べたのも何年かぶりである。
はっきり言って、くそオーソドックスなラーメン(中華そば)だけど、スープも麺もチャーシューも、もやしやネギすらも、何の非の打ち所もなく、マジで美味い(笑)
スープは鶏と・・・豚?のエキスがしっかり溶け込んでいて、このスープのどこにそれほどの旨味が隠れているのだろう?と思うほど、一口すすっただけで舌全体が旨味で包まれてしまうのだ。
麺の茹で具合も良い。チャーシューも何の個性も感じられないがしっかり美味い。
・・・でも、「これで 590円か・・・500円でこの味なら感動だけど、チェーン店のラーメンなら、590円でこのくらいの味を作って当たり前だろうな」としか思えないのである(^^;
だって大量仕入れしてんでしょ?もっと安くできるでしょ?
いや、まあ、これ以上広島の人の怒りを買うような話はやめておこう(^^;
「ちから」のうどんや中華そばが美味いのは事実なのだから。
そういえば、亡くなってしまった俺のサラリーマン時代の同期のTブチ君も、「ちから」の中華そばが大好物だったな。広島市中区で生まれ育った男だったからな。
電気ウナギ的○○
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