この日曜日は岩国市立そお小学校の運動会だった。
俺は、当日、運動会をやるかやらないかの判断をする係だったので、朝 6時に小学校へ。
まあ、前日少しだけ雨が降ったものの、この日は天気予報でも晴れということになっていたので、特に悩むこともなく実施を決定。
6:30に煙火を上げることになった。
煙火を上げる係は、運動会の主担当であるT先生であった。
火薬付きの花火を打ち上げ用の金属筒にセットし、花火から伸びた銅線を電池につなげば点火する仕組みである。
花火をセットし終わると、俺と校長先生は暴発した時のことを考えて十分に打ち上げ場所から距離を取り、T先生が着火されるのを見守った。
いや、別にビビったとか、自分だけ助かろうとしたわけではない。万が一暴発してT先生が怪我をされた時に、すぐに救急車を呼べるようにそうしたのだ。もちろん嘘だけど(笑)
しかし、俺たちがそうして安全な場所から静かに見守っているというのになかなか煙火が上がらない。
仕方ないので様子を見に行った。ホントに仕方ないので。
どうも、電池に線をつないでも着火しないようである。
花火と一緒に「着火用です」と単一電池一本がついてきたということなので、電池で着火するのは間違いないのだろうが、確かに何の反応もない。
試しに、電池を交換してみたがダメである。むーん。
こりゃ、三人でオオカミ少年のように祖生の村を「今日は運動会をやるぞーーー」と叫びながら走り回らんといかんかもな・・・と覚悟しました。
そんな時、安全な場所から校長先生が「電池を二個直列につないだらどうか?」と我々にアドバイス、というか指示を。
「ああ、なるほどね」と俺が電池を二個つないで試しに電線の先を当てると・・・
ドーーーン!!と音を立てて煙火が上がったのでありました。
まったく油断していたので、俺もT先生も腰を抜かすほどびっくりしましたわ(^^;;;
T先生から「いきなりですね!」と軽く非難されつつも、まあ、これで、祖生の村を走り回らなくてよくなったわと、俺はほっと胸をなでおろしたのであった。
電気ウナギ的○○
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