2000年の古い数字だけど、中国新聞取材班編「猪変(いへん)」によると、全国で猪の駆除頭数が一番多いのが島根県、2~4位が広島県、岡山県、山口県だそうだ。
これに14位の鳥取県を加えると、中国5県で全国の約40%を占めるようで、すげえ(^^;
日本全国の猪の10頭に 4頭は中国地方出身と言ってもいいくらいや。いや、それは言い過ぎというか論理の飛躍だけど(^^;
しかし、駆除頭数が多いってことは、やっぱそれだけの猪はいるってことで、まさか、中国地方がそんな猪天国だったとは!
まあ、山深い中国山地もあるし、気候も温暖だし、猪にとっては居心地が良いところなのかもしれんね。
祖生に住んでるけど俺は百姓はしてない。うちの田畑は弟が専業でやってるからな。それでも親父に頼まれてたまに猪除けの柵で田んぼを囲む手伝いをすることがある。特にすぐ横に山があるような田んぼは、そこから滑り落ちるような勢いで猪が田んぼに突っ込んでくるので電気柵が全然役に立たなくて、トタン板でぐるっと田んぼを囲むのだ。
田んぼだって圃場整備して広くなってるからね。これが大変なのよ、実際。猪が突っ込んでくるところにだけ立てたんじゃ意味がないから、ホントに全体をグルっと囲むのよ。
「害獣駆除」で鉄砲で猪を撃つなんて話を聞くと、「可哀想」とか簡単に言う馬鹿がいるけど、そこまで言うんならお前がここに来て柵を作れよ、ボケ!って思うわけですな。(そしたらそういう馬鹿は「ここで無理に米を作る必要はない。米は余ってる」とかピントのずれた言い訳するんだけどな、馬鹿だから(笑))
あと、凄いなあと思ったのだが、2000年時点でも「町内に鉄砲撃ちが一人もいない」みたいな町が広島に存在していたことだな。そういう町は隣町の鉄砲撃ちを雇って駆除をする。現在は、そんな状態から更に鉄砲撃ちが減ってるんだから、そりゃ状況は悪化の一途だよな。
実は二度、猟銃講習を受けて山口県の状況にもちょっとだけ触れることが出来た。
新しく猟銃を持とうとする人間が必ず受けないといけない猟銃等初心者講習会というのは、山口県では2ヶ月に一度しか実施されない。年に6回しか行われないわけである(他所でもそうなのかはよく知らない)。それも、山口市の県警本部でのみ実施される。県内で新たに猟銃を持とうとする人が2ヶ月に一度一堂に会するわけだ。
なのに、12月の受講者数 11名(内、岩国 2名)。2月の受講者数 8名(内、岩国 1名)である。
これ、異常に少ないと思わん?毎年新たに猟銃を持とうとする人間が県内全域で 100人もいないってことやん。
山口県の人口って 140万人やで。このうち、20歳以上がどのくらいいるか知らんけど、100万人としたら、山口県の全大人の 0.01%しか猟銃を持とうとしないわけや。こんな猪天国で、10,000人に一人よ。(しかも、実際に銃が持てるのはその 7割程度)
そりゃあ、獣害が酷いわけよ(^^; そんな数の人間でどうこう出来るレベルではないよな(^^;
電気ウナギ的○○
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