そう言えばちょっと前の話になるが、「ふくろう」に行ったとき、ずいぶん久しぶりに「肉玉うどん」なお好み焼を食べた。
実は、若い頃にしばらく広島風お好み焼は「うどん入り」ばかり頼んでいた時期がある。
そっちの方が腹にたまる気がしたし、多分、その頃通ってたお好み焼屋のそばは蒸らしすぎてふかふかだったのか、端っこがカリカリになるくらいしっかり焼いてなかったかで、俺の口に合わなかったのだろう。
俺は麺好きだが、柔らかい中華麺だけは絶対ダメで、給食に出てきたソフト麺の焼きそばなんか、吐き気を我慢して食ってたくらいだ。
だから俺は、広島市内にはよくある「おばあさんが一人でやってて」「近所のじいさん、ばあさんが常連で」「そばが老人好みのふかふかで柔らかい」お好み焼屋のそば入りお好み焼は絶対ダメなんよね。マジで吐く。身体が拒絶しちゃうんでしょうがない。柔らかい中華麺って喉を通らないのよ、俺。
でも、そういう話をすると「広島のソウルフードを馬鹿にするな!」「おばあちゃんがやってる近所のお好み焼屋の味が広島人の味の原点。余所者にはわからない」とかすげえ抵抗を見せる人がいるので、あまりおおっぴらにはこういう話はしたことないんだけどな(笑)
まあ、多分、そんな感じで、俺的に「不味い」「そば入りお好み焼」が続いて嫌気がさして、焼き方の許容範囲の広いうどんに逃げてたんだと思うんですわ、俺。上記の「おばあちゃんがひとりで・・・」系の店でも、うどんについてはだいたい大丈夫なんで。
そういうことで、ニ、三年、必ず「うどん入り」だった時期が続いて、ある日、横川の「得」でたまたま「そば入り」を食べる機会があって、「得」はね、ほら、しっかりそばを焼くし、すげえ美味かったんよね。それに、「得」ってそばがぎゅうぎゅうに詰まっててボリュームもあるじゃん。
それでまた「そば入り」に戻って20年以上、「うどん入り」って食ったことがなかったんよね。
つまり、「上手に焼いた」そばであれば、うどんより好きだったってことなんだろうね、俺(笑)
で、この間、Facebook フレンドのA皮さんがいつも美味そうに「うどん入り」を食ってる姿を見たせいか、「ふくろう」にて20数年ぶりの「肉玉うどん」を注文。
いやあ、久しぶりに食ったけど、うどんもいいねえ。
美味いわ。
ま、でも、やっぱ俺は「肉玉そば」がいいかな。
最近、ばあさんがひとりでやってるような店の「そばの焼きがあまい」「年寄りでも食えるようなかふかふか麺入り」の酷い「肉玉そば」に出会ってないので、俺の「そば入り」愛はなかなか冷めんよ。
そういう「町の片隅で周りの住人(年齢層高し)だけを相手にしている」ようなお好み焼屋に近寄ってないからな(笑)←これがまた地元の店を愛す広島人の心を逆なでしちゃう(^^;
電気ウナギ的○○
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