電気ウナギ的○○

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今年二度目の出猟も、成果なし・・・(^^;

shinoda (2016年1月 7日 20:23)
1/3(日)が今年の初猟だったという話を書いたが、もちろん翌1/4(月)も出猟した。
と言っても、相変わらず家の裏の川で鴨猟だけど(笑)

朝、カブでざっと見回った時には鴨の姿は見えなかったんだけど、朝練から帰ってきた長男坊を玖珂駅に迎えに行った帰りに土手を車で走ってみると、家の真裏でカルガモ 2羽を確認。
一旦家に帰り、長男坊に「昼飯は少し待て」と伝え(休日の息子たちの昼飯は、コタツの中に横になった嫁さんからの命令で俺が作る)、13時、エースハンターを手に出猟。

家から川にでる道を、腰を屈め低い姿勢を取り、鴨に見つからないようにそろそろ進む。
途中からもちろん匍匐前進だ(笑)昼は草が乾いてるので良い。

しかし、匍匐前進して限界まで近づく時に一旦頭を下げて鴨から視線を外したため、鴨の姿を見失ってしまった(^^;;
どうも、ススキの陰に隠れてしまったようだ。

しばらくそのまま伏せた姿勢で再び鴨が出てくるのを待つ。
時々、一羽がチラッとススキの隙間に姿を表すのだが、撃てる位置までは出てはこない。俺もじっと粘る。

俺の姿が見えるはずの道を車が走って行くが気にならない。俺の猟師としてのメンタルもずいぶん強くなったもんだ(^^;;
しかし、首が痛い。
伏せた状態で時々首を上げて水面を確認するのだが、首すじから肩にかけてすぐ痺れてくるというか、この辺の方言で言えば「だってくる」。
運動不足と言うか、身体が固くなっていると言うか。ストレッチしないとなあ。

結局、20分ばかり粘ったのだが、なかなか鴨は射撃可能なところまで出て来なかった。
息子に昼飯も食わせないといけないので一旦諦めて立ち上がったら、ススキの陰から飛び立つカルガモ 5羽。
こんなに隠れていたのか(^^;;

こうなるともう少し狙ってみるしかないだろう。
長男坊のことは一旦忘れて(笑)、カルガモが飛んだ方向に歩いて移動。どうも「小林の下」に降りたようだ。この間、初めて俺がカルガモに当てたところである。

手前の橋のところから、腰を落としてじわじわ近づく。
ここは道路からも丸見えだ。完全な不審者である(^^;;猟友会の帽子でも被ってればまだ猟師っぽいんだけど、自宅に忘れて来ちゃった(^^;;
完全な単なる小太りの不審な中年男である。
まあ、自宅の近くなんで近所の人とトラブルになることはないだろうが、田んぼを挟んだ向こうの家の飼い犬が凄い勢いで鳴き始めた(^^;;
うむ。番犬としては素晴らしいぞ。
しかし、今は止めとけ。注目集めてしまうやないか!・・・と思ったのだが、ここは祖生。見渡す限り人影は・・・無い(^^;;

ただ、車はそれなりに通る。
国道からイチゴ園に向かって小道を下ってきた車が、明らかに俺を不審に思って徐行していく。
距離的には離れてるんだけど、それだけに俺が何をやってるかわからなくて怖いのだろう。
中年の男が、中腰で、時折身を隠すように地べたに伏せながら河原をじわじわ進んでいるのだ(^^;;
俺もその車からの視線を感じ、とりあえず両手の指で四角を作って覗くというカメラマンのようなポーズを取ってみたりする(^^;;カメラも持ってないのに(^^;;さらに怪しさが増すっちゅうの(^^;;
まだまだ、メンタル弱いのお、俺(^^;;

20160104_kamo.jpg

なんとかその車をやり過ごし、射撃可能地点に到達した俺は、べったり地面に伏したまま、カバーを外してエースハンターを構える。
伏せちゃうと、相変わらずなかなかスコープをうまく覗ける位置に銃を構えられない。
スコープに近すぎたり遠すぎたり、斜めになっちゃったり。焦るぅ(^^;;

何とかやっとしっくりくる形に構えることができ、スコープ越しに確認すると、カルガモ 3羽が並んで上流に向けて泳いでいるんだけど、こっち岸にべったりくっついてるんで、首から上しか見えない。
しかも、これ以上泳いでいかれちゃうと、狙える場所が無くなっちゃう。

頭を狙って撃つしかないやろ。
伏せているので、肘を地面に着けているから銃口の触れは立射のようなことはない。
距離も20m弱だ。着弾点が大きくブレはせんやろ。頭でも当てられるはずや、行け~!

俺は引鉄を引いた。

ザザっと枯れ草を撃った音がする。
飛び立つ 3羽のカルガモ。
やってもうた。焦って引鉄引いたんで「ガク引き」になってしまったんだなあ。音からして、弾は手前の岸に着弾してしまったんだな。

ここまで苦労して発砲できる状態までもっていけたのに(猟は、一発も撃てずに終ることの方が多い)、最後の最後で焦って台無しにしてしまった(^^;;

落ちついて撃てなかったのも敗因だが、俺を怪しい目で見る車に遭遇した時、何故かカメラマンを装おってあれこれして時間を無駄にした、その俺の心の弱さも大きな敗因だった。

あんなことをせず、すぐにポイントに移動していれば、もっと余裕をもって狙うことができたのに!
バカバカバカ、俺のバカ。なにが「俺の猟師としてのメンタルも強くなった」だ。全然ダメやないか。
もっともっと、世間の好奇の目に耐えられるメンタルを身につけないといかん。
近所の人に囲まれ指差され嘲笑を浴びながらも匍匐前進できるような、そんな強い男にならなければ。

T原家の犬にワンワン吠えられながら、俺はがっくりと肩を落とし家路に着いた。

長男坊に昼飯を食べさせたのは、もう午後 2時を大きく回ってからであった。

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岩国在住。広島で働く超零細IT企業社長のいわゆる社長日記。
何か、酒と食い物のことばかり書いているようで・・・お察しのとおり、肥満体です:-)


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