そういえば、徳山遠征の最後の店のことを書いてなかった。
「や台ずし」という、チェーンの寿司屋である。
回転寿司ではない。
店の中は小さなカウンターと、4人掛け(いや、6人掛けかもしれない)のテーブルが多数並ぶ、居酒屋と言うか、食堂と言うか、そういう造りの店である。
まだ岩国には出来てないんじゃないかと思うのだが、広島では、中央郵便局の近くにある。
以前、山東風本格中華料理の店「まるさ商店」があったところだ。昼にワンコインの中華弁当とか売ってたあの店といえば思い出す人もいると思うが、あそこが今は「や台ずし」になっているのである。
ちなみにこの広島の店の名前は「中電前町」である。徳山の店は「徳山駅前町」。
や台ずしでは、◯◯店ではなく◯◯町と支店を表現するようだね。
徳山の店はまだ出来たばかりのようで、店内は明るく清潔感もあり好感がもてた。
実はこの日、最初の店を出た後に、「廉価寿司愛好家」の俺は腹ごしらえにこの店への訪店を提案したのだ。しかし、何とその時点では「全席予約で埋まってます」と言う状況であった。
仕事納めが集中した 12/28 の夜。この手の寿司屋まで予約でいっぱいだったか!?(^^;;
で、この時は諦めたのだが、2件目の店を出た後、岩徳線の最終まで少し時間があったので再訪問。今度は無事カウンターに座ることが出来たのであった。
この店は、最初に注文シートにどのネタを何個握って欲しいか記述して提出する方式だ。
ネタの価格は、安いやつは安いが、高いやつはそれなりに高くて、際立って安い店ではない。
例えば、安い回転寿司で 2個 120円で出てくる「茹で海老」が、この店では 198円である。「つぶ貝」なんか、2個 398円である。高い!
食い盛りの息子たちを連れてくるには危険な店だ(^^;;
取り敢えず、安いネタを 4~5個ずつ注文して、俺とN◎君は一杯やりながらいつものように映画の話などで盛り上がっていたのである。
そして、ふと気がつくと、岩徳線の最終まであと10分少々しかないじゃないか!?
頼んだ寿司がひとつも出てきてないんで、時間の感覚がおかしくなってたで(^^;;
食べ終わった頃店を出れば丁度いい頃合いだろうと見積もった量で注文してたからなあ(^^;;
もう30分近く経ったというのに、1個の寿司も出てきていないとは、完全に忘れているか、職人の握れる限界を注文が超えているかどちらかだ。
まあ、まだ開店したばかりでスタッフが慣れてなかったり、この日の混雑ぶりにパニくってたりとか色々あるんだろう。
ほんま、俺らみたいな「天使」が客でよかったわなあ。柄の悪い客なら騒ぎになってる不手際やで(^^;;
「注文した寿司はひとつも来てないけど、もう電車の時間なんで締めてくれる?頼んだ寿司はもう握ってる途中かもしれんから代金は全部払うよ。食ってないけど。だから早く締めてね」と店員に声をかけると、俺らの前にいた寿司職人さんが慌てて「あ、すみません。一個だけでも作りますから、食べていってもらえませんか。それ以外のお代はいただきませんので」と酢飯とネタを海苔で巻き、あっという間に俺らの前に 2個の手巻き寿司が供されたのである。
この手巻き寿司、海苔の風味もよかったし、わさびもしっかり効いててなかなか美味かった。
多分、ここの寿司は回転寿司に比べると随分美味いんじゃなかろうか。
ただ、残念なことに、俺たちが頼んだのは「手巻き寿司」ではなく「細巻き」だったのだが・・・(^^;
電気ウナギ的○○
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