「ビールスタンド重富」は 17時から 2時間しか開いてないので、土橋・十日市方面から仕事の後で向かうのはなかなか厳しい。とくにここのところ 20時頃まで残業が続いていたし、紛うことなき「廣島立ち呑みん祭」の訪問困難店のひとつだ(笑)
なので、今日は少々強引に定時であがり、「重富」に向かったのでありました。
「重富」に着いたのは18時すぎ。
なんと、店の前でサラリーマンが 2名待ってる。
並んでることがあるとは聞いていたけど、ホントに並んでるとは。しかもそこに遭遇してしまうとは運悪し(^^;;
雨がポツリポツリと落ちる中、サラリーマンの後ろに並んで入店できる時を静かに待つこととなった(^^;;
「重富」を訪れるのは実に 4年ぶりだ。
理由は簡単。最初に書いたように、仕事の後ではなかなか19時までに「重富」に・・・というのが難しい(紙屋町以東であれば楽勝だろうが)。
「重富」がビールスタンドをオープンしたばかりの頃は、俺も時間が自由になる勤務形態だったんだが、ここ数年は客先常駐の身なので「今日は早くあがって重富にビール飲みに行こう!」とはなかなか出来ないのだ(^^;;
なんてことを考えているとサラリーマン二人が店に入り、入店待ちは俺だけになった。
しかし、そこで人の動きが止まる(^^;;
10分ほど待ったが誰も店から出てこない。「重富」はツマミ類の提供は一切無い、ビールを飲むだけの場所である。なのになんで誰も出てこんのや?
店の中の様子を伺うと、誰もかれもがグラスの中に半分ほどビールを残し、難しい顔をして宙を睨んだりしてる。時折、重富マスターのウンチク話に大きく頷いて、その後グラスのビールを一口だけ飲んで、また目を閉じて天を仰いだりしてる。
いや、そんなことをしている間にさっさとビール飲んでくれぇ(^^;;
そんな風に、イライラしながら店内の様子を伺っていた俺は、ふとあることに気付いた。
「ひーふーみーよー・・・9人だ。店内に 9人しかいない。たしか定員10名だったはず。これ、いけるんじゃないのか?」
俺「すみません。入っていいですか?」重「おひとりですか?」俺「はい」重「おひとりなら入れますよ」
やった。すでに三人が囲んでいた丸テーブルの上に、マスターがコースターを置いてくれる。
すぐに俺は「壱度注ぎ」を注文。
ここは普通の注ぎ方だけでなく、二度、あるいは三度に分けてビールを注いでもらうことが出来る。
「参度注ぎ」をしたビールの泡は本当にホイップクリームのように力強く、かつ繊細にグラスの上に入道雲様にそそり立つ。
飲む時、その泡が口の周りをそよそよと刺激して心地いいんだよね。
でも、これ、5分もかけて注ぐから炭酸抜けちゃって、刺激に欠ける飲み心地になっちゃう。正直、俺には「気の抜けたビール」にしか思えなくて、俺はもう「壱度注ぎ」一択だ。他の注ぎ方は必要無い。だって、マスターが丁寧に入れてくれた「壱度注ぎ」のビールで十分夢見心地になれるからな。
ちなみに、今週いっぱいビールは「キリンラガー生」である。「アサヒ樽生」オンリーなのかと思ってたら、違うんやね。俺はキリンのビールの方が好きなんで嬉しいけど(笑)
というわけで、出てきたビールを一、ニ、三と三口で飲み干し、俺は滞在時間 3分で「ビールスタンド重富」を後にしたのであった。
大丈夫。俺はこれでもビールの味、香り、炭酸の刺激、全部ちゃんと味わってるから。
あ、廣島立ち呑みん祭用のスタンプも忘れずに。「重富」では、ビールサーバの横に置いてあるスタンプを自分で捺す形になっている。
さあ、あと 5店だ。
電気ウナギ的○○
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