諸々の事情(主にサーバ環境の問題。要は FTP ユーザと WWW 実行ユーザが別なので、httpd 上で実行されるアップデートプログラムではファイルの更新が権限問題でできない等々)で、手動で WordPress をアップデートしないといけない場合の手順。
ちなみに、まずは新しいバージョンの WordPress をダウンロードして展開しておこう。
FTP で新しいファルをアップしようと思っている人は自分のローカル PC で展開しておけばいいし、サーバ上で展開して WordPress のディレクトリへコピーするという人もいるだろう。そこはご自由に。
じゃ、サーバ上での作業をつらつらと。
1.まずは WordPress 関係ファイルのバックアップ
wp-config.php などがあるディレクトリをまるごとコピー。(例)\cp -Rp weblog weblog_20170222
2.次に DB のバックアップ
DB 情報は、wp-config.php の中とか見て確認。(例)mysqldump --add-drop-table -h localhost -u DBユーザ -p DB名 > db_dump.sqlパスワード聞かれるからちゃんと入力しよう。
3.旧ファイルの削除
httpd 分散設定ファイル(いわゆる .htaccess ファイル)、コンフィグファイル、そしてコンテンツディレクトリ以外(但し、コンテンツディレクトリの一部ファルは除く)のファイルを全て削除。(例)\rm index.php\rm license.txt\rm readme.html\rm readme-ja.html\rm wp-activate.php\rm -r wp-admin\rm wp-blog-header.php\rm wp-comments-post.php\rm wp-cron.php\rm -r wp-includes\rm wp-links-opml.php\rm wp-load.php\rm wp-login.php\rm wp-mail.php\rm wp-settings.php\rm wp-signup.php\rm wp-trackback.php\rm xmlrpc.php\rm -r wp-content/languages
4.新ファイルのアップロード
新しいバージョンのファイルをアップロード(あるいはコピー)する。対象ファイルは、上記 3 の処理で削除したファイル or ディレクトリまるごと。
5.WordPress の管理画面にアクセス
バージョンアップが終わった旨と、「最後にDBを更新」とか「全てのネットワークを更新」とか、環境によって違うけど、最後の仕上げを促すリンクがあるので迷わずクリック!!DB更新なら一瞬で終わる。
以上で終了。
昔と比べると、随分バージョンアップの失敗率は下がったと思われ~(笑)
これで上手くいかなかった時は、バックアップしたファイルを元に戻せばそれだけで旧バージョンに戻せる。
あまり無いことだと思うが(管理画面が立ち上がったら、大概は問題無いはずだが)、DBの更新のところで失敗した場合は、バックアップしたDBファイルからリストアしよう。
<追記>
wp-content/languages 以下をごっそり入れ替えると、古いテーマが消えちゃう(新しいバージョンに含まれてない)場合があるようなので、wp-content/languages/themes/ 以下は書き換えないようにした方がいいかも(古い情報は残したままで、上書きコピーするといいかな)。
wp-content/languages 直下のファイルは書き換え必須だし、wp-content/languages/plugins も完全に入れ替えた方が良いと思いますが、テンプレート関係だけは古いのも生かした方がいいのかな・・・
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○