本屋に行く途中で「さわや」の前を通ると、19時までは生ビールが280円とか出てたので、甘い蜜の罠に集まる虫のように、ふらふらと店に入ってしまった。
以前は「袋町サワー専門店 SOUR-YA(さわや)」と名乗っていた店だが、いつのまにか「大衆酒場 さわや」に名前が変わっていた。
やっぱ、広島で「サワー専門店」は厳しかったか(^^;;
スタッフも内装も一緒で、メニューがちょっと「居酒屋っぽく」なってるだけのようだ。
ただ、以前のメニューも残っているので、なかなか美味かった記憶のある肉巻き串の「レタス巻き」260円、「アスパラ巻き」240円を注文。それと、「大盛りナポリタン」880円というのもあったのでこれも。
こういう油っぽいやつをビールと一緒にやるとたまらん。
ただ、ナポリタンはちょっと俺の舌には酸味が強すぎるかな。「寅卯」系の店や、「善吉」のナポリタンの方が好きかな。それと量が思いの外多くて苦戦した(^^;
で、ビールが残り少なくなった頃、もう一杯ビールにしようかな、それともハイボールでも飲んじゃうかなとメニューを眺めていたら、なんか日本酒のところに「広島県の地酒」と「広島県外の地酒」という表記が。具体的な銘柄は書かれていない。
「すみません。広島県外の地酒って何なんですか?」と聞くと、日本酒担当のスタッフが「今日はこれです」と 3本の酒を抱えて来てくれた。その中から、長野県の地酒「明鏡止水 日本の夏 純米」を選んだ。田舎の風景を描いたラベルの絵にほのぼのしたからだ。「ほのぼの」で酒を選んでしまうなんて、死期が近いのか?俺(^^;
で、この酒が大当たりだった。
呑み口は軽く爽やかなんだけど、飲んだあとで米の旨味、甘みがさっと舌の上に広がる。
飲みやすくて美味い。飲んだ瞬間は辛口、後味は甘口。一番いけない酒だ(笑)
あとで値段を調べてみたら、一升瓶で 2,500円くらいの全然高い酒ではないが、ワンランク上の味に感じた。
下の受け皿まで溢れ出しそうなくらいなみなみとついでくれるので、美味い酒をじっくりたっぷり味わえてよかったのだが、ただ残念だったのは、「日本酒用の肴が無ぇ〜」ということだ(笑)
俺の目の前には「ナポリタン」しか無ぇ・・・(^^; しかも、たっぷりタバスコをかけた(^^;
これじゃあ、日本酒の肴になんねえよお。
やっぱり酒は計画的に注文しないと(^^;
最後にお勘定。2千円ほど払って店の外に出ると、レジを打ってくれた酒担当の兄ちゃんがついて出てきて、「すいません。お酒が勘定から抜けてました。でも、サービスさせてもらいます」と言う。ああ、頭の中で計算して、勘定はぴったり合ってると思ったんだけど、もしかして最初出てきたキャベツは付き出しで有料だったのか。じゃあ、確かに酒の代金 480円は抜けてるかも。
しかし、財布の軽い俺は「払おうか?」とは決して言わず(笑)、「美味しい酒だったよ、ありがとう」と礼を言い、兄ちゃんの気が変わらないうちに速攻立ち去ったのであった(笑)
電気ウナギ的○○
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