広島駅ビル ASSE 2階に昔からある店。1999年の駅ビル改装のときからもうずっとこの場所にある・・・よね?
21世紀を迎えてすぐの頃(2002年頃かなあ)、まだサラリーマンだった俺は、後輩のHセと週に一、二度は立ち呑み屋に出かけていた。1日2箱半吸ってた煙草をやめ、週に三千円くらい使っていた煙草代が浮き、それを呑み代にまわしていたわけだ(笑)
主に行っていたのは京橋町の「京ばし」だったが、「さむらい」にも何度か足をのばしたことがある。しかし、ことごとく満員(本当にぎっしりカウンターが埋まっていた)で入店できなかったのだ。
何か、若い女性の客もいたりして、まだ広島にそんなに立ち呑み屋がなかった時代だから、「こんな店で呑んでる私、ちょっと他の若い女とは違って格好良いでしょ?」感があった。
そして、どの客も長っ尻であった。しばらく店の前で待っててもまったく席が空かんのやもん。
だから、俺はその後駅ビルの「さむらい」には何年も足を運んだことはなかった。
多分、「さむらい」に初めて入ったのって、ほんの数年前のことだ。
あの頃の栄華はもう無い。
いつ行っても入れないことはない。俺は休日にカープ戦を観に行く時に、ちょっと「さむらい」で時間調整していくことがあるんだけど、たいがいガラガラである。それでも時々カウンターが埋まっていることもあるが、昔のようにぎゅうぎゅうではない。「ちょっとすみません」とか言いながら、容易に割り込めるくらいの混み具合である。
「さむらい」の他に安く気軽に飲める店が「とくとく」くらいしかなかった時代とは違う。
同じフロアに「福本屋」はあるし、ekie には「寅卯」もある。そりゃ、女子は小汚い(それが店の魅力でもあるんだけど)「さむらい」より、「福本屋」や「寅卯」を選ぶよね(笑)
まあ、そんなことを思いながら、俺は「はつ」「せせり」「白ねぎ」「ささみ(梅)」を酎ハイとともにいただいたのである。うん、十分美味い。
最近は小奇麗でちょっとお高い焼き鳥屋も増えてきた。そんな店の串と比べると貧相なのは確か。でも、十分な味だ。いかにも立ち呑み屋の焼き鳥って感じのしぶい趣もあるし(笑)、値段以上のパフォーマンスは見せていると思う。
あの頃と比べれば客は減ったけど、変わらず長く続けてほしい店のひとつだ。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○