「居酒屋 さいらい」も結局長くやってるなあ。もうリニューアルして一年か。もっとすぐにつぶれてしまうと思ってたが(^^;;
日本酒の品揃えの少なさや、その他の何の個性もないドリンクメニューの内容に、「店主が全く酒が好きじゃないんだなあ。多分、酒に関しては酒屋に任せっきりか、安いだけで能力のないコンサルに頼んでるか。どっちにしても、これじゃあ長くもたない気がするのぉ」と思ってたんだけど、今もしっかり横川駅前で営業中である。
先日、岩徳線に連絡する電車まで小一時間あったので、久しぶりに「さいらい」を訪ねた。
先客は一人。常連らしいアラサー女子(と決めつけてごめん(^^;)が店主と楽しそうに話をしている。
そうか。店主は女性にもてそうな今どきの青年である。俺は「美味い酒が呑みたい客はこの店を選ばんで」と思い「この店、長くもたんだろう」と思ってたんだが、店主自身が商品となり(特に酒にこだわりのない)客を引き寄せているようだ。それはそれでありである。
酒は、以前よりちょっとだけ種類が増えているようだが、やはり置いている銘柄も陳腐で魅力に欠ける。
でも、まあ、横川駅前でしっかり一年商売できたってことは、「店主目当ての女性客狙い」「サワー呑みながらガッツリ焼きそば食って帰る若者客狙い」みたいに、店の方向性をちゃんと見つけて上手くやってきたってことだろう。
「俺のようなとにかく美味い酒が呑みたいって人間がくる店じゃなかったな。店主と楽しそうに話をしていたアラサー女子も、邪魔者が来たって感じで帰っちゃったし」などと思いつつ、電車の時間まで独り呑み。
「賀茂鶴」の熱燗(相当熱々)を一本頼み、「ふぐ皮ポン酢」と「自家製らっきょ」、それに付き出しの「もつ煮込み」をつつきつつチビチビやる。
「らっきょ」も「もつ」もなかなか美味い。
店主も無駄に話しかけてこないんで、壁にかけられたTVを見ながらのんびり呑める。
あれ?この雰囲気はちょっと良いかも。電車を待つ間にちょっと利用ってのなら、全然「さいらい」有りやなあ。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○