もう数ヶ月前になるけど、垣谷美雨著「農ガール、農ライフ」という本を読む機会があった。
仕事も恋人も失ったアラサー女子が農業に生きる話・・・なんだけど、田舎で野菜を作りながらスローライフを満喫する話ではない。
ガチの就農話だ。
女性作家の農業小説なんて、結局「田舎って素晴らしい!」「無農薬の野菜って美味しい!」的な夢物語なんだろうなと偏見たっぷりに読み始めたのだが、然もあらず。
物語の大半は「畑を借りられない」、農地の借地がなかなかできないという話に割かれる。
よそ者には貸さん!と追い返されたり、日の当たらない場所や急斜面になってる畑を親切そうな顔で紹介されたり。
ほんま、なかなかリアルな話だ。
実際そうだ。
田舎に引っ越したい、百姓やりたいと夢見る人はそれなりにいるが、家が見つからない。(良い)農地が見つからないという壁にぶつかり諦めるケースも多い。
祖生だってそうだ。
もっと家や土地を流動させなきゃいかん。もちろん、変な業者に買われて産業廃棄物置き場とかにされたら悲惨なんで、個人相手のみで法人には売らんとか、10年間は家屋以外を建てちゃ駄目とか色々条件はつけないといけないだろうが。
そもそも、祖生に産業を起こす必要もない。単なるベッドタウンでいいのだ。「祖生を活性化させる何かをしてくれる人を呼ぶ」なんて必要はない。「ただ祖生に住む人」を増やすべきなのだ。住む場所として、祖生は悪くない。前にも書いたけど、車で15~30分走ると、割と何でもある。政令指定都市の広島市内にだって高速使えば 1時間かからない。休日なら高速代だって片道数百円だし。
あ、「農ガール、農ライフ」の話とずれちゃったけど(笑)
まあ、ようするに、祖生に土地があるけど他所に家建ててがんばってる方々は、「年取ったら祖生に帰る」なんて馬鹿なことは一切考えず、さっさと祖生の土地なんか手放してほしいのだ(笑)
田舎は、年取って住むのには厳しいよ。ええ、祖生もね・・・なんてことを考えながら読んだのである。
電気ウナギ的○○
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