GENBOLT GB202H という中華製防犯カメラの話の、さらに続き。
防犯カメラで撮った画像と動画は、カメラと同じ LAN 上からしか見ることができないので、カメラのデータ転送機能(FTP でサーバにアップロードできる)を使って宅外(例えば職場)の Web ブラウザでデータを確認できるようにしたが、動画データの拡張子が .264というもので、多分 H.264系の動画ファイルなんだろうなあということは想像できるが、カメラメーカーが用意したソフト以外では再生できなくて、例えばスマホの Web ブラウザ(Safari)でリンクをクリックすると、化けたような文字列に画面が覆われるだけという悲しい結果になるので、MP4 フォーマットにでも変換してやらんとなあ・・・という話。
一気・・・はぁはぁはぁ・・・
で、カメラ側で MP4 に変換するのは無理なので、カメラが .264 という拡張子でサーバにアップしたら、それをサーバ側で .mp4 なファイルに変換してやる。
具体的には、A201011_101858_101912.264 というファイルを A201011_101858_101912.mp4 という名前のファイルに変換するのである。
サーバ OS は CentOS である。いわゆる Linux サーバね。
crontab 登録したバッチ処理プログラムで、アップロードディレクトリに .264 という拡張子のファイルがアップされていないか 1分ごとにチェックする。
ファイルを発見したら、ffmpeg(フリーの動画ファイル変換ソフト)で .mp4 ファイルに変換する。
試してみたら、1ファイル変換するのに 15秒くらいかかった。ということは、1分間に 4ファイル以上アップされると、変換処理がお互いに干渉する可能性もあるなあ・・・(まあ、そのへんはおいおい)
どうせ標準出力もエラー出力もまとめて /dev/null に捨てるんだけど、やっぱいらんメッセージを出さないに越したことはないので、y オプション(強制上書き)、loglevel quiet(何もメッセージを吐かない)は付けておく。
/usr/bin/ffmpeg -y -i A201011_101858_101912.264 -loglevel quiet A201011_101858_101912.mp4
これだけのオプションで mp4 に変換してくれるのだから、なんともありがたい話だ。ffmpeg ありがとう!!
(ちなみに、CentOS への ffmpeg のインストールの話は別に書こうと思っている)
先のエントリーで書いた「CGI プログラム」の方も、拡張子が .mp4 のものだけ一覧表示するようにした。
試しにスマホでリンクをクリックしたら、すぐに動画の再生が始まった。
これでもう、時々職場から Web をチェックして、こそ泥とかがうろうろしていないか確認できる(笑)
いやあ、今は田舎も物騒なのよ(笑)
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○