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ヤズ襲来。有家港で大苦戦・・・

shinoda (2021年4月11日 04:31)
4/8(木)。私用で仕事は休み。岩国市由宇町の「有家港(あらけこう)」で竿を振り始めたのは 15:50であった。

そして、俺の人生最長の辛い戦いが始まったのである・・・(^^;

20210408_arake1.jpgこの港のメインのポイントである沖の防波堤の、突端の常夜灯の下に誰も入っていなかったので確保。ラッキーと思ったが、海は穏やかなのに風が強い。時々身体もふらつくほどの突風が吹くが、写真を見た紳士たちは「凪~」と言って信用してくれなかった(^^;

この日は「中潮」で 13:45が干潮。それから 19:22の満潮にむけて上げ潮。時合は 15:26~17:40なので、17;00~18:30頃が釣れ釣れタイムだと思うが、日没が 18:37なのでそのまま夕マズメに突入。釣れ釣れ時間延長という美味しい夕暮れの釣りタイム・・・のはずであった。

ところが、しばらくしても何のアタリもない。
強風のために風上に対しては思った場所にリグを投げ込めない、リトリーブ時に思ったアクションが出来ないなど厳しい面もあったのだが、それにしても・・・である。
隣でサビキをしていた五日市から来たというおじいさんも「足元で小さいメバルが来ただけで、それから何時間もアタリすらない。こんなことは普通無い。東日本大震災のときも同じことが起こった。四国にでかい地震が来るのかもしれない」と壮大な危険信号を発し始めた。

どうも今度は四国で大きな地震があって、瀬戸内海沿岸も大被害を受けるということだった。
だから、その前触れとして魚が釣れないのだ・・・と。むむむ・・・。
まあ、それはそれとして、ほどなく魚が釣れない本当の原因が判明した。

おじいさんと「魚の姿がないなあ」と海面を見ていた時だった。
突然何かを追っているのか、50cm前後の流線形をした背中が緑色の魚がものすごいスピードで堤防に迫ってきたのである。そして堤防の前でスパッと向きを変え少しだけ堤防と並行に走ったあと、沖に戻っていったのだ。

「青物でしたね。ヤズですかね?」「ほうじゃのお」「あんなのがウロウロしてたら、アジとかメバルとか入ってきませんよね」「ほうじゃのお。ほうかもしれんのお(大地震の前触れじゃと思うがのお)」と(^^;;;

まあ、真相はわからないが、それから19時になっても状況変わらず。おじいさんは「アミが余っとるんで、お兄さんとこに撒いたげよう。魚が寄ってくるかもしれんけえ」と余った餌を俺が釣っていた突端部に撒いて、五日市に帰っていかれたのであった。

しかし、その 30分後、突然魚が湧きだしたのである(笑)
本当におじいさんの餌が効いたのか、19:20頃に点灯された常夜灯の明かりが効いているのか、回遊していた青物がいなくなったのか・・・。ポツポツとメバルらしき魚が表層に姿を見せ始めたのである。いつの間にか風も収まった。

そして、19:37。突端からまっすぐ遠投したカブラについにメバルがヒット!ちょうど20cmの良いサイズのメバル。ここで釣り始めて実に 3時間50分後のヒット。長すぎる~(笑)

20210408_arake2.jpgそれからスピナー、ワーム、再びカブラと色々投げてみたが、なかなか次が来ない。2尾目がカブラにヒットしたのは、19:55だった。やっぱカブラ最強(笑)
ただし、メバルのサイズは小さめの 16cmほど。すぐにリリース。

それから 20:30まで、再び色々リグを変えて投げてみたのだが、結局この日の釣果はこの 2尾だけ。4時間40分も同じ場所でルアーを投げ続けたのは人生初めてだった。疲れた(^^;;;
カブラばかり投げていれば、もう少し釣れた気はするけど、新しく購入したスピナーの動きなど確認したかったので。

少し前に広島から来た若いルアーマンが、俺に遠慮して常夜灯から離れた暗いところでキャストをしているのが目に入った。すぐに俺は納竿。場所を譲った。もう十分すぎるほどここでキャスティングしたからな・・・(^^;

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岩国在住。広島で働く超零細IT企業社長のいわゆる社長日記。
何か、酒と食い物のことばかり書いているようで・・・お察しのとおり、肥満体です:-)


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