RUDIE'S(ルーディーズ)というメーカーの「魚子ラバ」というのが大変な人気だ。
タイラバというルアーがある。タイを釣るためのルアーで、丸いヘッドから伸びた 2本の紐の先に鉤が付いており、その周りに細い紐状のゴム(ラバー)のスカートが付いている。このスカートが水中でひらひらして魚を刺激。餌だと思って来るのか、怪しいヤツがいると思って攻撃してくるのかわからないが、鯛がタイラバに突撃してきたところを、ラバーの影に隠れた鉤で引っ掛けるというもの。よく鯛が釣れる。
これをアジやメバルにも使えるように、1g~3gのサイズで作ったのが「魚子ラバ」である。
パッケージにも「SUPER LIGHT TAIRABA」と書かれている。
こういう「既存の大物狙いのデカルアーをマイクロサイズにして出す」というのが RUDIE'S のルアー開発プロデューサーの金丸竜児氏の名を取って「金丸商法」と呼ばれているのだが、わかっていてもライトソルトルアーマンはあっけなく騙されてしまうのである(笑)
そう。我々紳士の会では金丸氏は「詐欺師」と呼ばれているのだが(笑)、なのに新作が出ると飛びついてしまう紳士もいる(笑)。知り合いのアングラーは魚子ラバを見て「(金丸詐欺師にまた騙されて)実は大して釣れないとわかっていても、一度は使ってみたいと思ってしまう金丸マジック」とこの魚子ラバを称している。言い得て妙である。
実際、魚子ラバは大して釣れない。いや「釣れない」と書くと語弊があるな。「例えばジグ単にワームという他のリグと変わらない」と書くべきか。
他のルアーではなかなか釣れない厳しい局面でも魚子ラバを使えば釣れる・・・というわけではなく、何を投げても釣れる状態なら「もちろん魚子ラバでも釣れる」が正しい。このあたり、夢を持って魚子ラバを購入し、実際魚子ラバで魚を釣って大喜びしている少年少女アングラーには申し訳ないが、「それ、ジグ単リグでも釣れたよ」というのが現実だ(笑)
他のルアーは何を投げても駄目だったけど、カブラを投げたら来た!・・・という「カブラ最強伝説」のような話は魚子ラバには当てはまらない。
「魚子ラバ、むっちゃ釣れる~」なんて騒いでる動画をよく見てごらんよ。「ほんと、何でも釣れますね。五目釣りできましたよ~」とか言うてる、一尾目のバックは朝。それから魚が釣れる度にバックが昼、夕方、夜と変わっていき、真実は「一日かけてやっと釣果はそれだけ?」なのがわかるから(笑)。それ、普通にジグ単で釣りしてたほうが釣果多かったんちゃう?的な(笑)
そして、そういう真実にちゃんと市場も気づき始めていて、もう、「魚子ラバ」は店頭で手に入らないルアーではない。
先月まで、入荷したら即日か次の日には完売。どの店でも「お一人様二個まで」のような売り方をしていたが、今は週末を挟んでも売れ残っている。
岩国の某店では、4日経っても売れ残っていた時点で、「お一人様二個まで」のシールを剥がした(笑)
そういう状況を知らず、Amazon なんかで買っちゃ駄目だぞ。
ざっと見てみたが、今でも「U-Value オンライン」で1,480円。「YUMIRI商店 1号店」で 1,700円。「迅速対応 sakai店」というところでは 1,820円で売っている。本当は、1個 600円しないんだから。大ダマシである。欲しいのなら、店に行け、店に。
で、店で買うときもちょっと落ち着いて考えろ。
600円出して魚子ラバ買っても、他のルアーと釣れ方同じやぞ。魚子ラバ買うくらいなら、自分が実績のあるワームとかを買い増ししたほうが絶対釣果を上げることができるぞ。
もう、「魚子ラバ」もいつでも手に入るルアーになったのだから(笑)
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○