魚子ラバについては別のエントリーでも触れたが、店頭での購入個数制限がかかるほど人気なのに「他のルアーには見向きもしないスレた魚が釣れた!!」という伝説はまったく耳に入ってこないし、「魚子ラバ 周防大島」なんてキーワードで検索しても、誰も釣れてないのか、ブログの記事ひとつヒットしない。
まあ、そういう疑惑のルアーなので、これ以上幼気な少年少女アングラーが貴重な小遣いをドブに捨ててしまわないように俺が周防大島の港で試してみた(笑)
最初は土居港の隣の「日前港(ひくまこう)」。
仕事を終え帰宅後、飯を食ってから向かったので、4/23(金)20:10に日前港着。
この日は中潮で 19:35が満潮。下り潮の時合は 21:30頃からだろうが、その 1時間前の 20時すぎなら十分釣れ釣れタイムなのではないかと考えた。
しかし、防波堤の常夜灯は港内にしか付いていない。メインの釣座であろう外に面した長い堤防の先には緑に光る航路標識だけ。こんな小さな明かりでは集魚効果もないだろう。俺は突端での釣りを諦め、常夜灯の付いている港内に「魚子ラバ 1.5g グロー」を投げてみた・・・が沈まない(^^;
なんと、常夜灯の光が届いている水面には海藻が広がり、ルアーをボトムまで落とすのも難しい。
俺は常夜灯の下に集まる魚は諦めて、港をぐるっと囲んでいる 1.5mほどの高さの防波堤の上に立ち、港の外側の足元を丹念に探っていった。
少し先では小さな魚がぴちゃぴちゃとライズしている。なんだろう。魚子ラバを投げてみたけど反応無し。くっそぉ~、バイブ投げてぇ~。でもこの日は「魚子ラバが本当に釣れ釣れなルアーなのか検証する」のが目的。俺は諦めて、魚子ラバを足元に投げ込みスローリトリーブ。時々「止め」を入れながら底をズルズル。
ピクピクとアタリがあったのは、釣り始めて 40分後のことだった。小さくロッドを振って合わせたら重い感触。
引き上げてみると、20cm弱のカサゴだった。食ってはいない。鉤は頬のあたりにかかっていた。ちょんちょんちょっかい出しているところに俺が合わせたので頬のところにかかった感じか?鉤の出来は良いルアーみたいだ。
食べたら美味そうだけど、心のどこかで魚子ラバを信じてなかったのか、魚を収納するものは何ももってきていない。証拠写真を撮って、そのままリリース。
うーむ、釣れた(笑)
金丸信者は「ほら、やっぱり釣れたでしょ!!」と言うかもしれないけど、40分で 1尾だけというのは・・・(^^;
他の根魚に実績のあったワームを投げていたらもっと早く結果は出ていた気がする。いや、頬のところに鉤がかかって釣れたのは、アシストラインの先に鉤がついている魚子ラバの構造のおかげでしょ?と信者は言うかもしれないが、カサゴなら、ジグ単のリグであれば丸呑みしていただろう(笑)
やっぱ「魚子ラバでも釣れないことはない」以上の結果ではないってことだ。
魚子ラバが入荷すると聞いて早くから店の前に並んだ人もいるだろう。これ、実際のところ、そこまでする価値は無いよ(笑)。たまたまあったら買う・・・で十分(笑)。目を覚ませ、信者よ!!(笑)
ま、何にせよ、紳士リストで日前港に○がついたのはよかった。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○