我々紳士が楽しんでいるのは「漁」ではなく「ルアーゲーム」である。
食べるための釣りではない。いや、食べることもあるんだけど、基本は魚との「化かし合い」の勝負(ゲーム)を楽しんでいるのである。
つまり、何が言いたいかというと、別に食べられない魚であろうとルアーゲームは楽しめるということだ。
さらに言うと、食べられない魚との純粋な勝負こそがルアーゲームであると(笑)
まだ、フィッシング紳士の会の周防大島フィッシングスポットリストの中で「✕」(釣果なし)となっている「星野哲郎記念館横波止」を再び訪れたのは 5/2(日)16:05。近くにある「Aコープ 東和店」でキャンプの晩飯用の食材を購入した帰りだった。つまり、近くに来たのでついでに・・・であった。
この日は 11:59満潮、18:36干潮の中潮。16時ころはまだぎりぎり時合に入っているが、下げ潮の時合の最後の方は全然釣れ釣れタイムではない。
そう。買い物のついででもないと、こんな時間に竿など出さない。もう、毎週のように大島に通った半年間を経て、我々紳士にとって闇雲にロッドを振る日々は遠い過去のものになった。
最初は船が係留されている防波堤の先や、テトラの上からワームを投げてみていたが、まったくアタリなし。
潮が引いているので、テトラの多くが水面付近に姿を出し、気を抜いたらすぐに根がかりするので思い切って攻められない。
俺は釣座を隣の用水路との境の突堤に移した。
そこでの第一投。堤防と平行に1.5インチのパドルワームを着けたジグ単リグを足元に投げ込みゆっくり引く。すぐにツンツンとアタリあり。ちょっとロッドティップを振って軽く合わせるとフッキングした。「ちびメバルかな?」と引いてくると・・・
クサフグ・・・きっちり口の中にフックがかかっていた。
いや、フグがいることはわかっていた。ワームを千切られていたので。しかし、このサイズのフグがフッキングできることはあまりない。
すぐにLINEで紳士の会の評定にかける。結果、「魚なので○」との評決。そりゃそうだ。俺たちは「食える魚を釣る」漁をしているのではないのだから。フグも立派なルアーゲームのターゲットである。
ということで、「星野哲郎記念館横波止」は「○」(釣果あり)とした。ルアーマンの誇りとともに(笑)
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○