雑誌 Fielder Vol.61 の付録は「ポータブルSS箸」であった。SSは「ステンレススチール」の略だろう。
「また付録にひっかかったのかあ」と思われる方もいらっしゃるでしょうが・・・なかなかええで、この箸(笑)
今、キャンプでメインに使っているのは mont-bell の「迫り出し式」の箸「野箸」である。3,000円近くしたと思うが、先が木(縞黒檀)なので良いのよね。日本人は韓国人みたいに金属の箸に慣れてないからな。口にしたとき一番違和感がないのは、やっぱ木製の箸である。
ただ、迫り出し式の箸って調理には向かないのよね。時計方向に木箸部分を回すとロックされるんだけど、やっぱ使っているうちに緩んで来て、ちょっと先を押し付けるとスコっと縮んでしまったり・・・
その点、「継ぎ足し式」の箸は突然縮んでしまうことがないので、激しく鍋やフライパンの中で素材をかき回したりする調理には向いてる。
もちろん、継ぎ足し式の箸も使っていると継いだ部分が緩んでくるんだけど、ガタガタし始めるのでわかるからね。もう一回締め直せばいい。
で、今まで使っていたのは、ナイフ、フォーク、スプーンと四点セットで 980円という激安カトラリーセットのステンレス箸であった。
こいつに対する不満として、「すぐ緩む」「重い」そして「ヘッドヘビーである」というものがあった。
なんか、使っているとすぐ緩んでガタガタになるし、重い上に重量バランスが悪いのだ。頭の方が重くて、ちょっと箸を持つ力を緩めると頭が下がり、箸先が上がってしまうのである。
100円ショップの話でも書いたが、安物というのは大体「持ったとき」のバランスが悪い。見た目だけを真似しているからだろう。
そうそう。緩んでしまうのは仕方が無いのだが、この中華製箸。繋ぎのネジも細くて頼りないのよね。実際、緩んだときにちょっと曲がってしまった。
で、雑誌 Fielder Vol.61 の付録の箸。こいつは繋ぎのネジが太くて短いので少々緩んだ状態で力をかけても簡単には曲がりそうもないので良いね。それに、なんと言っても重さとバランス。
まず、重さは中華製箸が 31gあるのに対して、Fielder 箸は10gも軽い 21gである。そして、あまりヘッドヘビーにはなっておらずバランスもいい。長さは同じだし、素材もステンレス製だが、持った感じが全然違う。
さっそく、正月なので雑煮をこいつで食べてみた。食べ終わったときにはちょっと緩んでいたけど、それは仕方ない。それより 10g軽くバランスが良いことで想像以上に扱い易い。キャンプ用の箸というのを持っていない、あるいはバランスの悪い安物を使っている人には良い付録だと思うけどね(笑)
電気ウナギ的○○
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