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特別展「グライズデール・アーツと下関」

shinoda (2025年5月12日 23:25)
3/20(祝)。嫁さんと娘が下関である声優のトークショーを観に行くというので、嫁さんたちを送っていったついでにお袋と下関市立美術館を訪ねてみた。
あまり下関まで出かけることもないので、もちろん初めての訪館である。

20250320_shimonoseki1.jpg
なにか所蔵品を観れればいいか・・・と思って訪ねたのだが、幸い、特別展が開かれていた。

「グライズデール・アーツと下関 ライフパーク/人生という芸術の肖像」である。観覧料一人 1,000円を払って入館。公営の美術館は入館料が安くていいよね。

グライズデール・アーツ(Grizedale Arts)というのはイギリスの現代アート団体で、今までに活動内容も色々変化してきているようだが、今は「皆の生活に役立つアート」の創出を理念としているようだ。

そのため、下関の菊川でも古民家を幻術的に再生したり、地元の陶芸家と合作したり、そういう活動を2017年頃にやったようで、その縁で今回特別展が開かれたようである。

・・・が、なかなかこういう「活動そのものが作品」という芸術を理解するのは難しい。
展示も「こういう活動をしました」というのが説明が主で、一応、その活動の中で作り出された陶器なども展示されているのだが、それはあくまで「活動の中で生まれた副製品」という感じで、こう言っては何だが「子供でも作れそう」な素朴で泥臭い作品が多かった。

そのため、お袋なんか「展示品」という認識が希薄になってしまったのか、「現代アートというのはよくわからんねえ」とか言いながら展示されている陶器を普通に家の食器感覚で手に取ろうとしたりして、俺に制止される始末であった(笑)

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そんな中でも良い作品との出会いがあった。グライズデール・アーツと下関の橋渡し役となったのは、下関市(菊川)出身でアイルランド在住の写真家・藤田需子(ふじたもとこ)氏であり、そのため彼女の写真も展示されていたのだが・・・よかったわあ。
なかなか俺好みな写真。この特別展にこなかったら藤田氏の写真に出会うこともなかったかも。やっぱ、美術館巡りは細かくしておいたほうがいいね。

ところで、美術館を訪ねる前にお袋から「現代美術というのは何ね?」と聞かれた俺は「例えば丸い石を3つならべて、これは芸術作品だと主張し、一人でもそれを理解してくれる人間がいればそれは現代アート作品よ」みたいな説明をしていた。そしたら本当に下関市立美術館の庭に「丸い石が3つ並べられた作品」があって、「ほれみい。俺が言うたとおりじゃろう」とお袋と大笑いした(笑)

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岩国在住。広島で働く超零細IT企業社長のいわゆる社長日記。
何か、酒と食い物のことばかり書いているようで・・・お察しのとおり、肥満体です:-)


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