ああ、やっちゃったな。これでもう、この漫画も終わりかな・・・が正直な感想。
4巻までは今までにないリアルさを持った教師漫画だったんだけど、5巻で全てが壊れてしまった・・・(ずっと前から伏線は敷かれてたんだけど、よもや、こういうオチだったとは・・・)
鈴木先生の彼女・麻美さんが、他人の夢を覗けたり、生霊を飛ばしたり・・・無茶苦茶オカルトな力を発揮します。あ~あ、なんだ、これ?(笑)
今回も、「今の学校教育は、手のかからない子供の心の摩耗の上に支えられているんだ・・・」とか、問題を提起する良い台詞もあるんですよ。これは僕も常々思ってたことなんで、おお!そのとおり!とか盛り上がったんですが、でも、そんなのも麻美さんの「生霊飛んでた!?ゴメン!」の一言で台無しです。(^^;
作者のね、武富健治がオカルトを信じてるのはかまわないんですよ。僕は一切オカルトなことは信じない人間ですが、例えば、武富健治が何かのインタビューで霊を信じてるとか、超能力は本当にあるとか力説してても、それでこの作品の価値が落ちるわけではないと思うんですよ。
でも、この作品の中にそれを持ち込んじゃ駄目でしょう。
この作品にオカルトな味付けをするセンスが最悪です。白けるだけです。
6巻もこんな調子だったら、もうこの作品を読む価値はゼロですな。
文芸漫画家武富健治公式ホームページ
http://www.oxna.net/
電気ウナギ的○○
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